ここに来て「検査はさせずに自粛ばかりさせて」という不満、社会の論調が変わりはじめましたね。
実際WHOが5月17日に発表したレポートによると、PCR検査を積極的に行ってきたイギリスの感染者数は24万3695人で、死者は3万4636人、一方検査が少ないと国内外から批判を浴びた日本は、感染者数が1万6285人で、死亡数は744人。
感染者数は約15倍、死亡数は約46・5倍もの開きがあります。
因みにイギリスの人口は日本の約半数ですから、実際の率ではその差は倍になります。
つまりここまでの結果として日本はコロナで世界の超優等生なのです。
けれどもアメリカンパスポートを持つ友人は、過去に大使館から「日本の対策は信用出来ないから、すぐに帰国を勧める」と言うメールをもらっています。
友人の元大使夫人は在日の大使や関係者から『PCR検査をしない日本の対策は酷すぎる。日本も2週間後は、ニューヨークのようになる』と強く言われ、そのときは反論出来なかったそうです。
でもこの結果です!!
世界は不思議がりはじめましたが、日本は全くこの事を世界にPRできていません。
きっとなぜこんなにうまく行っているのか、自身もわからないからです。
科学的な分析データが出るまでには時間がかかりますが、日本の発信力のなさは如何ともし難いです。1位のアメリカ、2位の中国との差はかなりありますが、まだまだ GDP(国内総生産)世界第3位の経済大国なのに、グローバルなトップ外交が出来る人材がいないのです。育ててこなかったのです。
これからは「命が第一」から、「命も経済も」のステージに入ります。
二つを両立させるのですから、このステージの方がずっとずっと知恵が必要です。
世界中が経験した事のない事例。
ウイルス対策以上に多くの人の「命と幸せ」に影響します。
今回も世界の情報に振り回されず、思い込みを排除し、進んでいって欲しいです。
何とかやっていけると信じています。