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千日紅と10月のテーブル

末森陽子

末森陽子

フードコーディネーター、フードアナリスト。
雑誌「LEE」の「100人隊」初代メンバーにして、その後トップブロガーとなり、10年間、人気を集める。2008年より自宅にて食と花を愉しむ「おもてなし会」を開催(会員数約550名)。身近な食材を使い、ちょっとした工夫でおもてなし風に見せることが得意。現在、様々な企業やメーカーのアンバサダーとしての活動やセミナー、レシピ開発、コラム執筆などで活躍中。

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千日紅は暑さに強く夏から秋にかけ長期間楽しむことのできる植物。花のように見える部分は苞(ほう)と呼ばれる葉の集まりで、色が褪せにくいことからドライフラワーとしても人気があります。

私はバラなどの華やかな雰囲気の花が好きですが、千日紅のような素朴なものもとても好きで、ナチュラルな植物と組み合わせて楽しんでいます。

今回は鮮やかな赤紫色の千日紅に可憐な花が特徴のレースフラワーを選び、ホーローのカップにばさっと生けました。

野原で摘んだ花束のような…そんなイメージ。いつも目にしやすいようにキッチンの片隅に飾り、シアワセな気持ちになっています。

 

 

秋のテーブルには黒いリネンのクロスを敷き、ハロウィン仕様のペーパーナプキンをセットして10月らしくコーディネートしました。

カボチャとジャガイモのホットサラダは仕上げにモッツァレラチーズをトッピングしてとろ〜り、フライパンのままテーブルに出し、熱々をいただきます。

ビーツのスープには牛肉、ミックスビーンズ、パプリカ、ズッキーニなど野菜がたっぷり。ことことゆっくり煮込み、そのままで食べるのもよし、サワークリームを溶かしながらまろやかな味変を楽しむのもオススメです。

タコの炊き込みごはんはアンチョビを入れて洋風の味付けに。一緒に炊き込むミニトマトとケーパーの酸味が食欲をそそります。カボスをきゅっと絞って。

かぼちゃをたっぷり使ったプリンは、ホイップクリームと砕いたナッツと相性抜群。濃厚だけれどぺろりと食べられるおいしさです。

食欲の秋。おいしものをたくさん作って、家族に喜んでもらいたいです。

 

 

 

 

 

末森陽子

ブログ 「la fleur ラ・フルール」 http://lafleury.exblog.jp/

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