かわいいお菓子のパッケージはそのまま飾ろう!
11月も半ばが過ぎ、街のあちこちで赤や緑、ゴールドなど、クリスマスカラーを目にするようになりました。私はこれまでフィンランドのクリスマスを二度経験し、北欧スタイルのクリスマスに憧れているので、毎年、1つか2つ、北欧らしいクリスマスのアイテムを集めたいなと思っています。
つい先日も都内を歩いていて、素敵なディスプレイやかわいいオーナメントを見つけ、そのたびに「わーーーかわいいー!」と駆け寄ってしまいますが、衝動買いはしません。いえ、正しくは、衝動買いしないように努力している、です(笑)。
というのも、サステイナビリティの先進国フィンランドにならって、パッと飛びつくのではなく「飽きずにずっと大切にしたいもの」を落ち着いて厳選するよう心がけています。
サステナビリティやSDGsというと難しく聞こえてしまうのですが、フィンランドの友人がよく言うのは、「難しく考えなくて大丈夫。親や祖父母から引き継いだものを大事に使うなど、フィンランドでは昔から当たり前の“良いものをずっと大事にする”っていうこともサステナビリティ。あとは新品ではなくヴィンテージを探してみるとか、環境問題に取り組んでいる企業を選ぶとか、できる範囲でやればOK!」ということ。
確かになかなか完璧にはできないので、「できるところから心がける。私の場合は、何かをほしいと思ったときには、まずは一度立ち止まって考える」ようにしています。
そんな私の気持ちにぴったり寄り添うような、ずっとずっと大切にしたいツリーがわが家にやってきましたよ! サンタクロース、いえ、友人からのプレゼントです。
フィンランドのブランド「LOVI」の組み立て式ツリー「もみの木」。
飾りの赤いボールも木製です。北欧らしい、スタイリッシュかつ温かいデザインが素敵です。
LOVI の「もみの木」は、メイド・イン・フィンランド。
1枚の板に切れ目が入っていて、各パーツを手で取り外し、自分で組み立てます。
「君は、フィンランドの森からやってきたのね!」と思うだけで、なんだか温かい気持ちになりますし、届きたては白樺の香りがするので、それもまた心が落ち着きます。しかも、売り上げの一部は、環境保全のための植栽活動に寄付しているそう。
ツリーに添えるのは、フィンランドのお菓子やクリスマスの妖精トントゥ(スウェーデンではトムテ、デンマークやノルウェーではニッセと呼ばれています)。
小さな器にチョコレートやクッキーなどを入れてサーブするのもフィンランド流。
友人の家では、まるでインテリアのように、おしゃれな器に入ったお菓子がキッチンカウンターやキャビネットの上に置いてあります。
ムーミン柄の赤い包み紙のキャンディーは、先日、フィンランドのイベントに参加したときに見つけたもの。中身は赤と白のストライプで有名な、フィンランドの「マリアンネ」というミントチョコキャンディー。ムーミン柄のバージョンは初めて見ました。私はイベント会場で購入しましたが、普段は埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」で購入できるそうです。
クリスマスのお菓子といえば、実は今年、私もクリスマスのケーキや焼き菓子のパッケージイラストを手がけました!「FLO」のロゴでおなじみのスイーツ&デリカ専門店「フロ プレステージュ」さんのクリスマス商品です。
焼き菓子は11月初旬より発売中、ケーキは予約受付中。イラストのところどころに、北欧らしいクリスマスを散りばめたので、手にとってじっくり見ていただけるとうれしいです! 紙&デジタルのカタログもあります。焼き菓子は、星型やスノードーム型など、そのまま飾りたくなるかわいいパッケージになっています。
私の紹介ページも作っていただきました。よろしければこちらもぜひチェックを!
次回も北欧のクリスマス関連の記事をお届けしたいと思っています。
Moi moi! Nähdäan! モイモイ! ナハダーン!
(ではでは、またお会いしましょう!)
新谷麻佐子さんの北欧旅連載
『今人気の田園ツーリズム。フィンランド、ラトビア、エストニアに行ってきました!』