「腸活」という言葉を知ったのはずいぶん前。だけど、実際になにかそれらしいことをしたかというと、せいぜい「毎朝ヨーグルトを食べる」ぐらいかなぁ…
という人、けっこう多いのでは? 何を隠そう、私もそうでした。でも実はその「腸活」、残念ながら本当の意味で腸に望ましい結果をもたらしてはいないかも…。
というのも、肝心なのは、腸は腸でも「大腸」! 大腸にすむ約1000種類、約40兆個もの腸内細菌にとって“すみ心地のいい”環境をつくることこそが、本当の意味での腸活だからです。
本日、3月2日発売の『MyAge 春号』の巻頭特集は、ずばり「大腸力」!
なぜ今回、MyAgeが巻頭特集で「大腸」をとりあげたか?
それは、まさにMyAge/OurAge世代である40代・50代こそ、大腸の劣化が始まる年代だから!
良好な大腸環境のために必要なビフィズス菌が減り、代わりに大腸菌や腸球菌などの、いわゆる“悪玉菌”が増えるのがこの世代。加えて、最近はやりの糖質制限で炭水化物の摂取量が減ると、炭水化物に含まれる食物繊維も減少。この食物繊維は、大腸にすむ腸内細菌たちの大事な「エサ」なので、その結果、いま日本人の大腸劣化が進んでいるのです。
「でも乳製品でビフィズス菌や乳酸菌をとってるもん!」
…という人も安心はできません。私たちは、生まれたときにお母さんの産道を通ることで母親の腸内にいる細菌をもらったり、抱っこされることで母親の皮膚の細菌をもらったりしながら、3歳ぐらいまでにその人固有の腸内環境が形成されます。
つまり、人の腸内環境は千差万別。その人の腸にいい菌も千差万別。
だから、「話題の新製品だからとる」「味が好みだから食べる」んじゃなく、本当に自分に合った乳酸発酵食品を探して摂取することが大事なんです。
いま医療の世界や製薬産業、食品産業は、大腸がんをはじめとするがんや糖尿病、動脈硬化、さらにはパーキンソン病や認知症といった脳の病気にまでかかわる「大腸」に大注目。腸内細菌の研究が進み、日々多くの最新知見が発表されています。MyAge春号では、そうした最新情報から、
「自分に合った乳酸菌食品を選ぶ方法とは?」
「免疫力を高め、肥満や糖尿病も予防してくれる“短鎖脂肪酸”って何?」
「自分の腸内環境を調べるにはどうすればいい?」
…などなど、私たちの日々の健康から、将来の健康寿命まで左右する大事な情報を厳選してお届け! あなたの知らない“健康になる「大腸力」の知恵”をたっぷりご紹介します。
そのほかにも、読者の皆さんと同世代の40代50代スタッフが真剣に取材したMyAge自慢のヘルス記事がてんこ盛り!
●おなかポッコリや尿もれ、便秘の原因になる「骨盤底筋」の衰え。その骨盤底筋を強化する、1日5分でOKの“超かんたん”ヨガをご紹介!
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●大豆は認知症予防に最適?! びっくりするほど簡単でおいしい、アレンジ自在な大豆レシピを料理家の松田美智子さんにうかがいました。
表紙はもちろん、大人気の黒田知永子さん。爽やか&鮮やかなピンクのシャツでカバーを飾ってくれたほか、巻頭ファッションでは、自分もまわりも心地いい“女らしさ”のある着こなしを提案します。
MyAge 春号の詳しい内容と試し読みはこちらでぜひチェックしてみてください!
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