ポートランド、ホリデーシーズンの楽しみ方
こんにちは小野アムスデン道子です。家族はオレゴン州ポートランド、オレゴン大学に通う娘はユージーン(2021年には世界陸上競技選手権大会の舞台になります!)に住んでいます。11月の第4木曜日のサンクスギビング(感謝祭)では、家族が集まってローストターキーで祝って、ホリディシーズンがスタート。ポートランド流の冬の楽しみ方をご紹介しますね。
ポートランドへは、成田からのデルタ航空直行便だと往路は約9時間半。2020年3月29日には、デルタ航空の全ての成田発着便便が羽田国際空港に移転するので、首都圏から空港へのアクセスや地方空港からの乗り継ぎもさらに便利になります。全米一住みやすいとも言われるポートランドは、日本から行きやすくて近い、アメリカ本土の街でもあります。
デルタ航空は、エコノミークラスの「メインキャビン」でもペットボトルウォーター、機内用スリッパ、アイマスクと耳栓が入ったアメニティキットが配られます。足元の空間が広い「デルタ・コンフォートプラス」のアメニティキットには歯ブラシも。
「メインキャビン」では、フライトの最初に全員に温かいおしぼりとウェルカムドリンク「ベリーニ」(ピーチネクターをスパークリングで割ったカクテル)が出て来るのも気分が上がります。
機内食は、前菜2種、主菜3種から選べるビストロスタイル。行きは「ローストした野菜のハムス 胡瓜と人参のスライスとピタ」を前菜に「豚カツ丼 椎茸と玉葱、エッグソースを添えたご飯」を主菜にチョイス。アメリカに行く時にとろっとろっの卵がおいしい豚カツ丼を機内に食べられるのは、かなりうれしい。このメニュー、ミシュラン二つ星をもつ「一汁二菜」の上野法男シェフが監修しているそう。
小腹が空いたら、こんなスナックがギャレーに置いてあって、自由につまむこともできます。
映画、テレビ番組、ゲーム、音楽などコンテンツが豊富なエンターテインメントシステムは、最新作に邦画、日本語吹き替え映画とかなり本数があって、数本楽しんでいる間に、到着が近くなります。日本発着の全フライトで機内WiFiサービスが利用可能で、スマートフォンからのテキストメッセージなら送受信が無料。
「アメリカと日本の往復たいへんですね」とよく言われるのですが、デルタ航空はこんな感じの楽しいフライトで直行便なので、苦になりません。
さて、サンクスギビングはアメリカではお正月のような感じ。一人あたり1kgのローストターキーは、数日はテーブルにのぼり、その後は身体が温まるスープにして楽しみます。
それにフランスパンを刻んでバターとハーブで味付けたスタッフィング(詰め物)や、グレイビーソースにクランベリーソース、付け合わせのジャガイモやスイートポテトのマッシュ、野菜のソテーやサラダなどを1日がかりで準備。
キッチンでちょっとワインを飲みながら、みんなでクッキングするのも楽しい時間です。アメリカンフットボールの観戦もお約束で、なんとなく紅白歌合戦を見ながらおせちを作っているような気分です。
ご馳走に合わせて、ちょっといいワインも。以前に紹介した我が家近郊のティアラティンバレーのワイナリー「ポンジー・ヴァインヤーズ」のピノ・ノワールを購入しました。
100%オーク樽の香りがよくて、肉料理にとても合います。家族、親戚が集まって、食べて飲んで一日を過ごします。
そして翌金曜日は、昨今、日本でも話題のブラックフライデー。サイバーセールはその前後も行われます。この時にクリスマスプレゼントを探すのです。オレゴン州はノータックスなので、ショッピングがお得。高級デパートの「ノードストローム」は、センスのいい品揃え、カスタマーサービスの気持ちよさでおススメです。その常設アウトレットともいえる「ノードストローム・ラック」では、通常でも半額などの商品がさらに値引きされた激安商品が見つかることも。
私もダウンタウンのお買い物に繰り出して、サンクスギビングの翌日に点灯するパイオニアスクエアのクリスマスツリーにうっとり。ホリデー気分に一気に突入しますね。
(Portland Spirit Christmas Ships, Photo by Brooke Hoyer, PDXWLF2018 )
この時期からはクリスマスに向けて一直線な感じですが、寒いけれど、年明けも空気の澄んだポートランドの冬らしいイベントがあります。2月に開催の「ポートランド・ウィンター・ライト・フェスティバル」(2020年2月6日〜8日)では、ウィラメット川沿いなどで光に浮かぶ氷の彫刻、インタラクティブなタッチで光る作品、光の森など100を超えるアーティストの作品が無料で楽しめます。
ポートランド・ウィンター・ライト・フェスティバル https://www.pdxwlf.com/
年末までにアメリカと日本をもうひと往復の私。ポートランドの空港は、市内と同じお値段が原則。ローカルショップもいろいろあって、ネイティブ・アメリカンの柄などが特徴的な、110年の歴史のあるオレゴン州のブランド「ペンドルトン」のショップをのぞいたりも。
ポートランドを立つ時には、デルタ航空のデルタスカイクラブのラウンジでクラフトビールを一杯やっていきます。
ローカルのワインも置いていて、ケールサラダなどヘルシーなミールもおいしいのです。ポートランド往復フライトで楽しみにしているひとつでもあります。
デルタ航空 delta.com