※取材は、20年2月に実施しました。
こんにちは、板倉由未子です。
前編に引き続き、「星野リゾート リゾナーレ那須」の滞在記、後編です。
フレッシュでパワフルな那須野菜を朝から満喫!
2日目は6時半に起床。部屋の広々としたテラスで、
那須連山を眺めながらストレッチした後、朝食へ。
レストラン「SHAKI SHAKI」の「季節の朝食ビュッフェ」では、
まさに、シャキシャキした新鮮な野菜のサラダや豊富な種類のパン、
那須町の森で放牧されたジャージー牛の濃厚な牛乳なども味わえ、
朝から元気になれます! もちろん、和食のメニューも。
朝食後、敷地内の森を散策
食後は、レセプション横の橋から始まる、敷地内の「森の散策路」を楽しんで。
ファイアプレイスのあるコミュニティ施設「POKO POKO」から、
清らかな小川や木々を眺めながら、「アグリガーデン」までウォーキング。
ゆっくり歩いても40分もあれば、巡ることができます。
農作業体験で、土に触れる安らぎを実感
続いて、毎朝「アグリガーデン」で行われている
「ファーマーズレッスン」(約1時間 無料)に参加。
アグリガーデンにある1331㎡の畑とグリーンハウスで、
野菜の種まき、肥料作り、実った野菜の収穫など、その時に必要な農作業をお手伝いします。
長靴や軍手、農具などは揃っているのでご安心を。
地元の農家さんに弟子入りしたスタッフが、ていねいにレクチャーしてくれます。
現在、季節ごとに20種類の野菜と100種類のハーブを栽培しているそう。
ここでは、収穫だけを体験するのではなく、日々の作業を、
スタッフとともに、毎日入れ替わる宿泊者が引き継いでいくスタイル。お手伝いした畑が、
その後どうなったかが気になって、再訪するゲストも多いのだとか。
この日は、大きくなったリーフレタスを収穫! そして、人参に「ぼかし」を与えました。
「ぼかし」とは、有機肥料を発酵させてぼかした(穏やかにしたもの)。
この辺りでは、米ぬかに練炭を混ぜて水をかけて発酵させて作るそう。
例年、那須の農家さんは1~3月はお休みするそうですが、
ぼかしづくりだけは、この期間にやらなければいけない仕事なのだとか。
アグリツーリズモの本場イタリアでは、葉物野菜、トマト、ブドウ、小麦など、
季節に合わせた農作業を手伝うというのが王道。
提供される食事は、大半はそこで採れた食材を使っています。つまり、アグリツーリズモは、
畑の充実、月日とともに熟成した施設となっていくのです。
「日々模索中ですが、できるだけ自然栽培で、少しずつ敷地内で採れる素材を増やし、
施設内で活用していけたら!」と、生き生きとした表情で話す農作業スタッフの赤川さん。
熱い思いが伝わっってきたので、今後の「アグリガーデン」が楽しみです!
「グリーンハウス」では、毎日8~16時半まで、「オリジナルのハーブティづくり」や
「農家の手仕事(サシェづくり)」を気軽に体験できるので、
「ファーマーズレッスン」の後など、立ち寄ってみて(ともに無料)。
※季節によって内容は変わります。
1泊2日という短い滞在でも、都会の閉塞感やストレスから離れ、
心身をリセットできる癒しのリゾート。
大人が満足できるラグジュアリーなサービスと空間を楽しみながら、
大自然のパワーを享受してリフレッシュしませんか。
文・写真/板倉由未子
DATA
栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
電話0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
1泊¥21,000~(2名1室利用時1名あたり、税・サ別 朝食付き)