こんにちは。トラベル&スパジャーナリストの板倉由未子です。“ウィズコロナ”で過ごす新しい生活が始まりましたが、みなさん、お元気ですか? 前回に引き続き、「シックスセンシズ」のウェルネスの専門家に、心身ともに健康でいられるアイデアをリモート取材しました。近い将来、リゾートを訪れる日を心待ちにしながら、自らを労い、癒す時間を大切にしていきましょう。
第4回目は、「シックスセンシズ」の統括ヨガマスターであるドレラル・シンさんに、毎朝実践したいヨガストレッチについて伺いました。
「自宅からのリモート作業が多くなると、ストレスを感じて脳が機能不全を起こす可能性があります。ヨガは筋肉からエネルギーの閉塞を取り除き、エネルギーの循環力、柔軟性、強さ、筋肉しなやかさが向上させる効果があります。さらに、呼吸も安定して肺容量も改善。 結果、背中の痛み、関節炎、片頭痛、筋肉痛なども軽減して、けがの防止、自分の心や感情の在り方を理解することにもつながります。
古代から実践されているヨガですが、現代、そして、今のようにストレスに直面した時でも、心身のバランスを維持するのに役立つのです。
これから紹介する基本的な4つのポーズは、リンパの循環と消化を改善し、胃酸を和らげて便秘を予防。さらに、代謝を上げ、体重やセルライトを減らし、自然なデトックスを促進してくれます。毎日午前中に行うのがベストで、1~4の順に一連の動きとして、続けてみてください」とドレラルさん。
ヨガを行う前に
1カップのぬるま湯に、小さじ1/4のライム果汁と2つまみの海塩入れて飲みます。ヨガを行う時の呼吸は、鼻からゆっくり息を吸い、鼻からゆっくり吐きます。
1 つま先から踵まで、全身の関節を伸ばす「ヤシの木のポーズ」
1 両足は肩幅に開き、肩の力は抜いてまっすぐに立ちます。
2 両手を胸の前で組んで、息を吸いながら組んだ手をひっくり返し真上に向けて伸ばし、つま先立ちになります。
3 息を吸いながら全身をさらに上に引っ張り、つま先から手先まで、各関節がよく伸びるのを感じます。
4 息を吐きながら踵を下ろし、両手も下ろして体の横でそろえます。10回繰り返します。
2 普段あまり使わない側面の筋肉を刺激する「揺れるヤシの木のポーズ」
1 両足は肩幅より広く開き、両手を胸の前で組みます。
2 息を吸いながら、組んだ手をひっくり返しながら上に伸ばします。
3 その状態で、息を吐きながら左側に体を倒します。脇腹、脚、腕が、十分に伸びていることを意識します。
4 右側も同様に。左右交互で1セット、10回行います。
3 前進と後退の動きを組み合わせた、ヨガの基本となる「太陽礼拝のポーズ」
1背筋を伸ばし、頭から足まで一直線になるように、足は肩幅くらいに開いて立ちます。肩の力を抜いて、あごを引いて、目線はまっすぐに、遠くを見ます。
2両手を胸の前で合わせ、息を吸いながら、額の斜め上前方に向かって両手を伸ばし、体全体を伸ばします。目線は指先に。
3 息を吐きながら両手を下ろして前屈をし、ゆっくりと両手を床につけます。
4 息を吸いながら上半身半分起き上がって、息を吐きながら両手の平を体の左右の床について、足を後ろに伸ばし、体をマットにつけて寝ます。
5 両手の平でマットを押しながら、息を吸って体を引き、息を吐きながらお尻をかかとにつけてたのち上に高く持ち上げ、体を逆V字の形にします。
6 息を吸いながら膝を床に近づけて脇を締め、肘を後ろに曲げ、胸と顎を手の位置より前に下ろします。
7 息を吸いながら足を後ろに伸ばして、上半身を起こします。目線は正面、遠くを見ます。
8 息を吐きながら両手足の裏を床につけて、お尻を高く上げ、5のポーズに戻ります。
9 吐く息の最後でひざを曲げ、両足を両手の間に戻して、両足をそろえます。上半身は前に倒すようにして、前屈の3のポーズに戻ります。
10息を吸いながら背筋を伸ばします。両手を伸ばして、額の斜め上方向で合わせ、2のポーズに戻ります。
11 息を吐きながら両手を下ろし、体の横でそろえ、1のポーズに戻ります。この1ラウンドを10回行います
4 深くリラックスする「死骸のポーズ」
1~3つのポーズを終えたら、両手両足を開いて仰向けに寝て目を閉じ、5分間リラックスして終了です。
ステイホーム期間から、家だと集中して行えると再び注目を浴びているヨガ。毎朝約30分間、基本の動きを続けることで、心身の健康が維持できることはうれしいですね。
多くの「シックスセンシズ」では、ボディ、マインド、スピリットの最適なバランスをもたらすヨガを重視しています。
初心者はもちろん、心身のクレンジングを求める上級者向けのメニューまで、豊富なプログラムがあります。
私が印象に残っているのは、朝日を見ながらビーチで行うヨガや、関節や背骨に負担をかけずに体感を鍛えられる「フライングヨガ」です。「フライングヨガ」は、シックスセンシズの総合ウェルネスプログラム「インテグレーテッドウェルネス」の一環で体験しました。2016年秋冬号の『My Age』の特集「タイ・プーケット ホリスティックリトリート最前線」でも詳しく取材しているので、ご興味のある方は、バックナンバーをご覧ください。
早速、現在18ある「シックスセンシズ」の施設の中で、気になる施設はどこでしょう? 楽しく安全に海外旅行ができる時期が来たら、現地で、至福のウェルネス体験を!
DATA
Six Senses
シックスセンシズ
日本での問い合わせ先/シックスセンシズ 宿泊予約 ℡0120-92-1324
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