京都大学の近く、丸太町通沿いに、昨年オープンした「Cieplo シェプロ」は、ポーランド産の生はちみつの専門店。通り沿いにできた洒落たお店に心惹かれ、店内へ。
店の外観に見えるブルーのステンドグラスは、フランスのノートルダム寺院の修復を手掛けた現代のステンドグラスの巨匠でフランスの人間国宝のジャック・ロワールが、この店のために製作したもの。
ガラスの中心部には、ミツバチの姿が…。
北海道出身で、京都の大学を卒業し、以来、京都に暮らす丹山由紀さんと梨花さん姉妹が始めたお店です。
以前、ポーランドに旅行し、食器の工房見学をなさったそう。
そのご縁が広がり、蜂蜜を扱うことに。
ここに移転する前は、二条城のそばに店舗があり、ヨーロッパの雑貨なども扱っていたそう。
ともかくとても洗練された雰囲気のお店で、2階のスペースでは、蜂蜜などをテーマにしたイベントなども開催されるそう。
さて、ここで扱う蜂蜜は、すべてポーランド産のもの。
「なぜポーランド産の蜂蜜を扱うんですか?」と尋ねると、「ポーランドには、広大な無農薬の森が広がっていて、そこにいる健康なミツバチによって作られる蜂蜜は、本当に素晴らしいんです。
ここでは、一切の加工や加熱をしない生はちみつを扱っています」と丹山由紀さん。
ここで扱うのは、国家資格を持つ養蜂家さんの品。
長いお付き合いの養蜂家さんが集めた上質の品です。
生はちみつは、加熱加工をした蜂蜜よりデリケートで、温度管理が大切。
店で試食させていただき、好みのものを見つけます。
アカシア、菜の花、菩提樹、ヒースなど常時数種類ある生はちみつ…いずれも豊かな香りと芳醇な味わいが口の中に広がります。
「どうぞ、これ飲んでみてください~」と梨花さんが用意してくださったカップには、お湯で溶いただけのはちみつ湯が。ほんのりとした甘みと豊かな味わいに驚きます。
アミノ酸をはじめ、約180種類の栄養素を含むという生はちみつ。
その味わいは、いろいろな料理にも使えそう。
「はちみつトーストって、絶対に美味しそう…」と思わず…。
この生はちみつをふんだんに配合した高保湿バームも開発。顔、ボディ、ヘアとあらゆる部分に使えるマルチバーム。
ふっくらした唇に導くリップバームは、100%天然成分で作られたもの。健やかなみずみずしい肌へ誘う品々。使い心地も滑らかで、愛用している丹山姉妹もスベスベ素肌です。
生はちみつの瓶詰は、洒落たギフトボックスもあり贈り物にもぴったりの品と言えそうです。
オンラインショップでも購入可能。
でも、ぜひ一度お店を訪れては…つい長居をしてしまう魅力的なお店のひとつです。
「Cieplo シェプロ」
京都市左京区丸太町通川端東入ル東丸太町39
☎075-366-4806
営業時間 10:00~19:00 月曜休み
京都の文化・観光を伝えるブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」