真田広之さんプロデュースドラマがブレイク中!あの英国人の名を冠したホテルにステイ♪
今、真田広之さんがプロデュースと主演を務め、ハリウッドの制作陣が手がけるという戦国ドラマ「SHOGUN」が話題です。公式サイトでは「ハリウッドが描く、SHOGUNの座を懸けた陰謀と策略渦巻く戦国スペクタクル・ドラマ 」とあって迫力満点。思わず画面に引き込まれます。
ドラマの中で、その誠実な姿勢と造船などの技術を見込まれて、家康(ドラマでは吉井虎長)の信頼を得ていく人物が、三浦按針ことウィリアム・アダムス(ドラマではジョン・ブラックソーン)。このSHOGUNは、史実に基づいて書かれたイギリスの小説が原作なのです。
この三浦按針が、日本初の洋式帆船を建造した地というのが、漁港にして日本有数の湯量を誇る温泉地の伊東!洋式帆船建造の地は今、記念公園になっていて、按針の胸像と、伊東で作った2隻目の大型帆船「サン・ブエナ・ヴェンツーラ号」(幸せを呼ぶ船、の意)のモニュメントなどが立っています。
この記念公園を見下ろすように立つ温泉旅館が星野リゾートの「界 アンジン」。大航海時代の船旅をテーマにした宿で、英国風なインテリアのトラベルラウンジには、「サン・ブエナ・ヴェンツーラ号」の模型が置かれています。
客室からも温泉からも眼前に海が広がるのが見えて、ロマンを感じます。按針も温泉に浸かって、外海に出る思いにひたっていたのかも。
湯上り処で、無料サービスのりんご酢や伊東名産のぐり茶、大航海時代に船乗りたちが水の代わりに飲んだというIPAビール(時間限定)が提供されています。飲み物を片手に、海風を感じる「サンブエナデッキ」でくつろげます。
夕食は、新鮮なお造りや美味が盛られた八寸が、ハイティーツリーをイメージして出てきます。お酒のペアリングは、中伊豆ワイナリーの白ワインがおすすめです。
夜、ご当地のお楽しみで、三浦按針の人生や当時の造船の様子を描いたショートムービー「アンジン紀行」が上映されます。スタッフの語りや音楽でドラマチック。
1600年に、英国から船出して日本の大分に漂着し、家康の寵愛を受けるとは只者ではないな、と改めて感心。きっと魅力的な英国人だったのでしょう。家康に、青い目のサムライとして旗本に取り立てられ、日本で生涯を終えます。
翌朝の朝食では、そんな按針の故郷にちなんで、スコッチブロスというスコットランド風のシチューが出ました。
野菜、押し麦、ベーコンを白味噌を使ってコトコト煮込んだ味は、体に染み込むおいしさでした。按針は美しい日本の海や、こんな優しい味のお料理にも惚れ込んだのかもしれませんね。