盆地である京都の夏は暑い!世界的な観光地だけにインバウンドで賑わっていて、ラグジュアリーなホテルはなんだか高嶺の花のよう、という皆さま、夏は暑いだけに狙い目なんだそう。そんなホテルの一つ、タイの名門ホテルの日本初進出として昨年の9月にオープンした「デュシタニ 京都」に泊まってきました。
京都駅から徒歩で約12分、京都市バスのバス停「西洞院正面」からは下車1分という便利な立地。通りの町家とも馴染む外観です。西本願寺の門前町で美観地区の景観を守るためもありますが、古都京都へのリスペクトを感じます。
広々として、高い天井から青い水紋のようなアートワークが下がるロビー。アロマのよい香りが漂い、優雅な木工のお盆で出てきた生姜の効いた冷やしあめをいただきながら非日常感にすでにうっとり。
ロビーから、カードキーを使うセキュリティードアを通って客室エリアへ。静かで落ち着いた廊下に灯篭のようなランプが並びます。
宿泊したのはこちらの「プリミエガーデンビュー 」のでゆとりの40㎡、障子の向こうに緑の綺麗な庭が見えてとても落ち着く和モダンの客室です。浴室にはゆったりとしたバスタブ、アメニティはホテル内のスパと同じくハーブの香るホリスティックな「DEVARANA(デバラナ)」のものです。
タイは、マッサージはじめウェルネスなスパが盛んな国。「デュシタニ 京都」には、セラピーを提供するスパ「デバラナウェルネス」のほか、宿泊者が無料で使える屋内プールやフィットネスエリアも充実しています。プール内にはジャグジーもあってくつろげます。
ダイニングは、オールデイダイニング 「Kati」、シェフズテーブル「紅葉」などもありますが、ぜひ味わってみて欲しいのが「Ayatana」のタイ料理。伝統的なタイ料理を踏まえながら、コンテンポラリーなアプローチで次々に出てくる美味に驚かされます。
写真左は、白魚と国産ホワイトアスパラガスのムース。右は、メインディッシュですが「関西で獲れた猪肉と小松菜炒め」「バナナの花とシャモのココナッツスープ」「旬の貝とパイナップルのカレー」など6品が有機新米と共に一気に出てきます。いろいろな料理をご飯とともに味わう本格的なタイの料理のスタイルだそう。
タイ国内外の賞を受賞するバンコクのレストラン「Bo.Lan(ボーラン)」の創業シェフが監修し、その本店で修行をしてきたタイ人総料理長が地元の食材も使いながら見事なお料理にして出してくれます。
また、「デュシタニ 京都」の朝食もすごい!
オールデイダイニング 「Kati」で、エッグベネディクトなどウェスタン、ガパオライスや平打ち麺の料理バッシーユーなどタイスペシャリテ、そしてフレンチトーストやワッフルなどの甘い系などアラカルトがいくつでもオーダーできてしまいます。さらに、サラダやコールドディッシュ、和食にパン類などのハーフビュッフェも。外来の利用も可能で6,325円。
京都らしい優雅さを感じるホテルでウェルネスなスパや飛び切りのタイ料理を楽しめるホテルでした。