「愛と憎しみは表裏一体」とよく言うけど、本当にその通りだとシミジミ思います。
たとえば恋愛の場合、「あの人が好き」「あの人のすべてが欲しい」とかなんとか怖いことを妄想しながら、いつも彼のことを考えながら、どんどん愛情は生まれ、それが手に入らなかったり、奪われたりした時に、愛が深いほど強烈な憎しみが生まれるんだと思います。
つまりなぜ憎しみが生まれるかというと、そこに愛情があるから。愛情のあるところには、つねに後ろにそっと憎しみ君が控えていて、「出番、まだですか?」と様子をうかがっているのよ(笑)。そしてちょっとしたボタンの掛け違いで、愛は憎しみに突然豹変してしまうんですよ〰️〰️。すごいですね〰️怖いですね〰いやぁ、漫画では色々そういうことも描いたけど、実際そういう場面には遭遇したくないデスね!
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一方、「私は、どっちでもいいです~」って感じで、何も望まない人は愛情もない、憎しみもない、ちょっとつまらない平和な人生を歩むんでしょうね。
それと自己中心的な人ほど、憎しみを抱きやすいっていうのは…ある!絶対あると思う!!
もし相手を思う気持ちがアガペー(神の愛)のように大きなものだったら、たとえ自分と結ばれなくても相手には「幸せになってほしい」と願うだろうから、寂しい思いは生じたとしても憎しみは生まれないということですね。
いずれにしても愛も憎しみもすごいエネルギーを生み出します。寝ても覚めても好きな人のことを考えてしまうように、憎い人のことをずーっと頭の中で考え続けちゃったりして。その憎しみが極端に多いとまずいので息抜きが必要だけれど、そこそこの憎しみだったら、「今に見返してやる!」とポジティブパワーに変換して、自分を成長させる糧にしてください!!
で、表裏一体で思ったんだけど、鼻水と鼻づまりの薬がおなじだって知ってた?一条としてはすっごい不思議なんだけど、要はどちらも鼻炎と言うことで、鼻を正常にさせる薬なのよ。
愛と憎しみ…鼻水と鼻づまり…表裏一体でこの単語が並ぶ時点で、一条の何かが終わったんだなぁという気がします。
「プライド」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美
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