読者のみなさんの中にもウワサ好きな人って、結構いるはずよね。特に「他人の不幸は密の味」なんて言葉もあるように、自分に甘く他人に厳しく、「あの人、不倫してるらしいわよ」なんてつい陰口叩いたり、これくらいいいわよねって自己判断してうっかり他人の悪口言ったり。正直ウワサ話って大して罪悪感も持たないし、自分に火の粉さえ飛んで来なければ楽しいし、妙に快感があるのは否めない。
何が言いたいかと言うと、早い話が悪口やウワサ話は麻薬と似ていてとても危険で、常用性があるし、おまけにだんだんエスカレートしてくるぞって話。
そういうネガティブな話で盛り上がって楽しくても、それは幸せとはほど遠い不幸をむさぼる“餓鬼”の宴会だから、餓鬼友達がどんどん増えます。
一条は人生長く生きてるけど、“口を開けばウワサ話と悪口言ってる幸せな人”って見たことがありません。
悪口言って、みんなで盛り上がると興奮作用のアドレナリンが出まくって、妙にはしゃいだりするけど、他人に向けられた攻撃性は自分が産んで育てたものだから、結局は気持ちの平安は得られるはずがないです。
では、いかにして健康的な精神状態を手に入れて幸せを引き寄せるかと言うと、ズバリ「とにかく感謝」ですってェ〰️〰️!!
どこの国の大学だったかは忘れたんだけど面白いデータを取っていて、「なんでもいいからとにかく感謝」「悪口と噂話」「普通の会話」、という3グループを作って数週間くらいグループ内で会話をさせたんだって。
悪口と噂話って結構ストレス解消になるから、スッキリして精神状態が良くなると思ったら逆で、感謝グループが一番精神状態が安定して、つまり幸せ指数が上がったんだって。ポイントは感謝!場所も選ばず金もかからず、まあお手軽♡
どんな小さなことでもOK。「今日もご飯がおいしい。感謝」、ハイOK。「お天気で空がきれいだ。感謝」、OKですよ〜♫「コンビニの店員さんが親切にしてくれた。感謝」
とにかく隙あれば感謝。暇なくても感謝。物ごとがうまくいかない時も、やけくそでも感謝(笑)。そうするとあ〜ら不思議。だんだんと心が満たされていって、人間が抱える虚しさとか寂しさなんかがゆっくり埋められていくんですね。
不幸な人は感謝する人がイラつくし苦手だから、話が合わなくてだんだん離れていきます。笑う門には福来るように、感謝をしてると感謝が返って来ます。
よく言うでしょ? 楽しくなくっても口角上げて笑い顔をしていると、脳はアホだから騙されて、本当に楽しくなってくるって。あれと似てる。いい方向にいつも目が行くようにすると、これまでの薄汚い視点から、どんどん離れていくわけですね。
というわけで、すさんだ心にぜひ感謝の気持ちを。
「ときめきのシルバー★スター」りぼん1980年4月号付録ポスター
取材・文/佐藤裕美
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