素晴らしいスキルを持っているのに、もっと評価されてもいいはずなのに、なぜか一流になれない人、周りにいませんか?
いろいろ理由があるだろうけど、私の観察したところによると、自分のことを自慢しすぎる人と、卑下しすぎる人ですね。
自慢しすぎる人が嫌がられるのは当たり前だけど、謙虚すぎるというか卑下しすぎる人も、ハッキリ言って面倒でウザいです。
「私、人前でしゃべるの苦手なんです~」「私、全然モテないんです~」って言われても、「うん、そうだね」とは言いにくいし、これは困る。
「そんなことないわよ〜」とか「なんで〜うっそー」とか言わないと場が収まらない環境に、私をぶち込まないでもらいたい。
嘘つきはドロボーの始まりではないか。ドロボーにはなりたくないが、正直に言うのも大人としての配慮が足りないと言うか…ああぁめんどくさい!
フォローする面倒と自慢を聞く苦痛となら、スルーできるだけ自慢の方がまだマシだな。
それにしても世の中にはネガティブなことを言う人が多いと思う。
可哀想な自分に酔っているのか、愚痴を言うのは楽しいのか、どっちにしても聞いててすこぶる居心地が悪くなるのは私だけか?
ポジティブなことを言うよりもネガティブなことを言った方が、周りが優しくしてくれるという過去の経験から、口を開けばネガティブワードが出てしまうという癖がついているのかもね。
しかし!しかしだ!!「そんなことないよ~」とチヤホヤしてくれるのは残念ながら若いうちだけ!ある程度の年齢になって、仕事でそこそこのボジションにいるような人間が、まだそうやってウジウジ言ってると、悪いけど「こいつ、ウザいな」という反応になっちゃうんですね〜。ごめんね〜。
昔、知り合いの漫画家にもそういう人がいました。なかなか芽が出なかったんだけど、ある時、やっとヒット作が出たから、「良かったじゃない?」と言うと、「でも、ヒットしたのはたまたまラッキーだったけど、これがきっと最初で最後だろうなって…」って。
出た! ネガティブワード!!って感じ。せっかくヒットしたんだから「やったぁ~!」「うれしい!!」って素直に喜べばいいのに、マイナスオーラ全開だから、せっかくの食事会なのに同席した編集者まで一緒にどよーんで、飯がマズイ!
そいでとどめがコレですよ。「この連載終わったら次どうしていいか、考えても頭真っ白で‥」あああ━━だったら考えるな━━!
過去にネガティブ、現在にネガティブ、未来も捏造してネガティブですか。
なんかチビチビ不幸をばら撒かれてるみたいで、ごめん!優しくできない!
結局、こういう人って、助けても喜んでくれないから周囲をやる気にさせないし、面倒くさいからだんだん人が近寄って来なくなるんだよねぇ。
もったいない、人生ソンしてる~としみじみ思った一条でした。
「プライド」
取材・文/佐藤裕美
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