秋の楽しみの一つ、芋掘り。
ツルをエイっとはがして土を掘っていくと、芋づる式にサツマイモがポコポコと出てきて
「わーい!」なんて、みんながニコニコ。
焼いてもふかしても、ご飯と炊いてもお味噌汁に入れても、大学芋なんかにしても美味しくて大好き!
(しかもビタミンや食物繊維もたくさん含まれているらしく、肌や腸にも良さそう)。
さてさて、今年はどんな風に食べようっかな。
そんなことを頭に浮かべながらサツマイモ掘り、開始です。
ひんやりした土を払いながら、芋のありかを探し中。
ちなみに過去の収穫はこんなふう。
(こちら2年前↓)
そして去年、
文句なしに美味しかった記憶!
では今年植えた安納芋はどんな具合ですか??
あれ、まだ掘ってる!
まあ、確かに春の終わりに植えてからおよそ半年かかって育った芋が、そんな簡単に姿を表すわけないですよね。
うんしょ、うんしょと両手両指をシャベル代わりに掘っていきます。
芋掘り開始から5分後、ついに安納芋の姿が見え始めました!
そこから一気にわっしょいわっしょいわっしょい・・!
わっしょいわっしょい・・・! わわわわわっしょいわっしょい・・・・!
「助けて〜!!」
近くで作業をしていた、畑若師匠に応援要請!
「芋の参覲交代か?」
掘れば掘るほど下に〜下に〜伸びる芋。
芋版時代劇を楽しんでいる場合ではないので、早く姿が見て見たい!
そんな願いを込めて両手シャベルフル稼働で必死に土をかき分けると、ついにようやく!
およそ12分ほどかかって採れたー!! 顔と同じぐらい、長いー!! 指ダルンダルーン!!
(疲労でうなだれているかのように見える隣の若師匠は、近くに他の芋がないかチェックしてくれています。)
そう、安納芋がすくすくと育とうとしている時期に、外の気温が高く、それに伴って土の温度も上がってしまったせいで、芋が「涼しい方、冷たい方へ」と地中のひんやりスポットを求めた結果、このように伸びて行ったんだそう。
思わぬこの成長を無駄にせず大切に味わうためにも、今は新聞紙に包み、しばしの時間寝かせ(こうすることで甘みなどが出てくるんだそう)、頃良き寒い冬の午後にでもオーブンで焼いて頂こうと思います。
しかもこの安納芋、気温と戦っている以外に・・・
近くにモグラが通ってたみたいで、もう一つヒヤヒヤしながら育ってたようです!!
あー、来年は穏やかに育てますからねー!!
加藤紀子
公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/
Web連載 「加藤紀子@山形」 http://www.okaze-gatta.jp/essay
「加藤紀子のエスプリ カフェ プラス」 http://www.ellebeau.com/electore-journal/n_kato/
フリーペーパー 「月刊てりとりぃ」 でも連載中