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ミニマムで最大限—更年期からのケア

吉川千明

吉川千明

1959年生まれ

美容家、オーガニックスペシャリスト

自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、スパ、漢方、食にいたるまで、ナチュラルで美しいライフスタイルを提案

オーガニックビューティの第一人者として知られる

 

OurAgeインタビュー「美容の世界をあらゆる角度から学び、最高の知識で女性を救いたい」はこちら

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ミニマムで最大限—更年期からのケア

 

とにかく忙しく過ごしてきたけれど、体のためにフェーズチェンジが必要なときが来ました。

 

50歳を境に「女の弱み」は3つ

「骨と筋肉」、「脳」、そして「生活習慣病」。

わたくしの場合、閉経後5年。筋肉が急激に痩せてきたのがわかります。

そして一昨年はちょっとしたことで骨折。

MRIの結果、脳はまだ変化してないものの、

女性は男性の3倍認知症にかかりやすいとか。

『私は大丈夫!』と思っていましたが、血液検査の結果、

ヘモグロビンA1c、血糖値が上がってきているのが分かりました。

閉経を境に女性の場合は生活習慣病がでてきます。

更年期には筋骨、脳を守り、生活習慣病を予防するケアが必要です。

 

ケアの基本「食事」「睡眠」「運動」から「食事」と「睡眠」について。

私が実践している「ただ替えるだけ」をご紹介します。

 

 

「質のよい食事」のための「ただ替えるだけ」

①食べる順番を替える

とにかく野菜から食べ始めること。食物繊維は本当に悪いところがない。

野菜から食べ始めるだけで、血糖値を安定させることができます。

とにかく野菜やサラダから。

 

②油を替える

サラダ油をやめて、オリーブ油や亜麻仁油へ替えてみる。

熱するものはオリーブ油。加熱しないものは亜麻仁油へ。

脳や血管を守ります。

 

③おやつは甘いものからナッツへ替えてみる

お腹が空きすぎると甘いものへ手がでます。

ナッツをかばんやポケットに用意しておけば

低血糖も血糖値スパイクも防げます。

写真はわたしが食べてるオーガニックのナッツ。

塩、砂糖なし。ノーロースト。

 

千明流、「食事」の時間配分は、まず野菜から!

血糖値を急激に上げない工夫は、食べるのはまず野菜からなのです。

朝食もランチも夕食も、必ず私はサラダから食べるようにし始めました。

食物繊維はどんな時でも大事。

 

 

「質のよい睡眠」のための「ただ替えるだけ」

④「やり終えてから寝る」を「寝てからする」に替えてみて

日本女性は世界一睡眠時間が短い。

それでは疲労はとれません。

海外の人たちは寝る時間をまず確保しているそうです。

理想の睡眠時間は7時間がベストだそうです。

長寿の平均は7時間。

写真はナナデコールの新作。素敵なナイティでよい眠り(^.^)につきましょう。

※吉川さんのナナデコールの記事はこちらにあります。

 

 

次ページに続きます。

とにかく「運動」が大事

野菜から食べるのとまず寝る!これなら誰でもできるでしょう。

あとは「運動」。

私は、今とにかく「運動」をしなくてはと思っています。

筋肉はどんどん衰えます。

筋肉が痩せればあちこち痛み、冷えますし、低血糖になるからです。

どこにいてもできるランニングやジョギング、

縄跳びだっていいと思います。

やや筋肉に負荷をかけることが骨には必要ですから。

そして更年期からは「ヨガ」や「太極拳」など

伝統的で体系化された命のプログラムのような

エクササイズが必要と思っています。

「深い呼吸」が私たちを助けてくれると感じます。

私は朝、ユーチューブでラジオ体操をし、

時間があればヨガの太陽礼拝をしています。

もっともっと運動が必要と感じています。

 

 

「人間が変わる方法は3つしかない。

一つ目は時間配分を変えること。

2つ目は住む場所を変えること。

3つ目は付き合う人を変えること。

最も無意味なのが、決意を新たにすることである。

決意だけでは何も変わらない」

これは日本のビジネスリーダーである大前研一さんの言葉からの引用です。

私は非常に感銘を受けました。

「生活の時間配分を変えること」ならすぐにもできそうです。

私はこれを自分の「更年期ケア」に当てはめてみました。

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