今年の夏は経験したことがないほど暑く、「これ以上夏を盛り上げない方が良いかも・・」と、蝉もどこか遠慮がちに泣いているような。
どなたも体調など崩されていませんか?
そんな畑の野菜も夏真っ只中!
トマトやキュウリが「早くもぎ取って!」と言わんばかりに、ぶら下がって収穫を待ってくれています。
リコピンぎっしり入ってます! そんな声が聞こえそうな見事な赤さ!
どうしたって美味しそうだったので、その場で一つ、もぎ取って食べてみたら・・・ぬるかった!! 朝から太陽の光がたっぷりと注がれていたようです。
(勝手にひんやりしているイメージだったのだけど、この暑さじゃそりゃそうか・・と納得)
そんな灼熱の畑の中で、暑さなど感じていないよう静かに咲く柔らかな花。
ポピーのようでポピーじゃない、パンジーのようでパンジーじゃないこちらは、オクラの花!!
緑と黄色のコントラストが美しい花は、畑に佇む一服の清涼剤のよう。
アフリカが原産地のオクラは、とにかく暑さに強いらしく、この時期、生き生きと花を咲かせた後、一気に実を伸ばしていきます。
(朝咲いてお昼過ぎには萎むという、鑑賞時間制限あり)
赤オクラの赤と黄色もまた、元気が出そうな配色。
ちなみにオクラの実を収穫すると、中から粘り気のある水が時々出ることがあって、どのタイミングでオクラが持つパクチンなどの成分が作られているのだろう・・。
こういうことを学生時代、自由研究しておけば良かったと、しみじみ思う45歳の夏。
ある日は午前中に、またある日は夕方にと、体への負担が少ない時間に作業へ行くとは言いながら、それでもやはりこの熱さに身体中の水分やエネルギーも吸い取られてしまうので、元気を取り戻すべく、夕飯に収穫したてのオクラを細かく刻み、お水を少々入れてかき混ぜフワフワトロトロに。そこへ少量の白だしを垂らして一品おかずを作ります。
疲労回復、免疫力アップ、整腸作用など、オクラにあると言われている成分、全身で信じていますので、どうかどれか効いてくれますよう。
(赤オクラは火を入れてしまうと色素が抜けてしまうので、ここぞとばかり生のままたくさん使います)
きっとこの勢いで夏はまだまだ盛り上がりそう。
しっかり旬の野菜を体に取り入れ、バテない体でしっかり過ごしていきましょう!!
加藤紀子
公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/
「加藤紀子のエスプリ カフェ プラス」 http://www.ellebeau.com/electore-journal/n_kato/
フリーペーパー 「月刊てりとりぃ」 でも連載中