私を変えた2日間ー老いてなんかいる場合じゃない!
あまりにも偉大。
あまりにも有名。
だからよく見ようとしなかったのかもしれない。
小林照子先生、83歳 日本を代表する美容研究家。
「奥入瀬サミット2018」、青森県と支援企業と支援者からなる、
女性リーダーを育てる女性活躍のための2日間の合宿プログラムで
ご一緒させていただきました。
私はイベントの実行委員、照子先生はスペシャルゲストで
スピーカー、講師を務められました。
照子先生には、もちろん以前にお目にかかったことはありましたが、
同じワゴン車に乗って夜遅くに長時間移動、
こんなお側でご一緒したのは今回が初めて。
老いを感じさせるところが何も見つからない!!!
「きっとどこかに老人を感じさせるところがあるはずだ!」
観察するように(すみません!)小林先生の老人ぽさを探してみたが、
なに一つ見つからない。
ふとした時のため息や横から見える背中の厚さや丸み、
ご高齢の方特有の言葉の癖があるのではないかと探してみたが、
全く見つからないのだ。
むしろ、10年以上前にお目にかかったときよりも、
さらにすっきりと美しく、
かっこよくなっておられるように感じました。
「私の人生で最も悲しかったことは・・・」
照子先生の来た道は、『これはしない、あれはする』、
サンマーク出版から出た先生の新刊にも載っています。
ここだけで、私には語り尽くせないのですが、
講演でもおっしゃっていた
「私の人生の中で最も悲しかったことは、養母を焼いたことです」
ということだそうです。
戦争下、疎開先でカリエスに罹られて
亡くなったお養母様のご遺体をリヤカーにのせ、
村のハズレでご自分の手で荼毘にふした、焼かれたとのことでした。
「そうだよな。それを超えることなどないよな。それに比べたら・・・」
講演が終わっても私の心の中にまで、印象深く残って、
ジーンと沁みて離れません。
人を老いに誘いこむ最も悪いものは「思い込み」
戦後日本を代表する美容のパイオニアで、
コーセーという会社を引っ張ってこられた小林照子先生。
私は、勝手にコーセーの創業者一族で、
七光りが彼女の後押しになってきたのはないかと思っていました。
全くそうではなかったですね。
知りもしないで、見ようとせずに、
思い込みというものは怖いものですね。
そしてツキも運もあるな!先生は強運の持ち主
そして「この方、小林先生、強運だよな」
と思わせるところもたくさんありました。
それは、前向きな努力と誠実な心、生きる!
という心の原動力がそうさせたのでしょう。
きっとお養母さまも、守ってくれているのでしょう。
80歳過ぎて、ハサミを持つ手も健在
奥入瀬サミット2018、会場となった奥入瀬渓流ホテルの早朝セミナーで、
小林先生は、定員を超える40名にメイクを教え、
のびきった眉毛の持ち主の眉をみんなの前でカットし、
短時間で見事なメイクアップでその方を変身させました。
ハサミを持つ手が、まったく震えることも、躊躇することもなく!!
次ページに続きます。
美容の力とビジネスの力
私はこの二日間でたくさんのことを学びました。
美容の力はすごいということ。
小林先生自体、美しいし、磨かれている。
肌のツヤとはりは素晴らしいし、
着ているものもすっきりとして、かっこいいのです。
朝起きたら、着替え、メイクし、いつでもどこでも綺麗にするのです。
それと、人はいくつになっても現役で、
どうにか、お金も稼がなくてはいけないということ。
ビジネスすることはとても大事です。
挑む緊張感は、人を若く保ってくれますから。
年をとったら引退することと誰が決めたのだろう。
ボランティアもして、人の面倒もみて。
そして、ちゃんとお金も稼ぐのです。
私の辛さなんてまだまだ
「自分の人生で最も悲しかったことは・・・」
私の辛さなんてまだまだ。
疲れたとか、年だからとか、言っていられないし、言いたくない!
心は人をコントロールする。
だから自分から老いに突っ込んでいかないこと!
吉川千明現在58歳。来年は還暦。ここからが勝負!
80歳超えて、これだけすっきりいけるなんて。
照子先生、いいお見本いただきました。
尊敬する、目指す先輩ができました。
毎日がさらに楽しくなってきた。
ネットもスマホも使いこなしましょう!
「奥入瀬サミット2019」。
来年も開催いたしますし、
小林照子先生のご本もぜひ読んで見てください。
アマゾンやネットですぐに買えますよね。
先生も私もインスタグラムもしていますし、
ネットもスマホもウンと使いこなしておりますよ。
ねぇ!みんな!!
わたしできません・・・
なんて言っている場合じゃありませんよね。
高齢化社会になり、日々、老いのことが語られますが、
老けこまない、老いないでいることは可能なのだ。
照子先生を見ていて私は確信しました。