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薬局で感じる素朴な疑問(前編)お薬手帳って必要?ほか 

藤田道男さん

藤田道男さん

1948年生まれ。医薬ジャーナリスト。薬業時報社(現じほう)編集長を経て「ファーマウィーク」「ドラッグ・ストア・トゥデイ」を創刊。退社後は医薬関連の執筆や講演活動を行う

薬局でいつも感じる素朴な疑問を、すっきり解決していきます!

 

「今日はどうされました?」ってなぜ聞いてくるの?
A処方箋に病名が記載されていないからです

医師と同じようなことを尋ねられ、面倒に思う人も多い質問のひとつ。「患者のプライバシー保護のために、処方箋には病名が記載されていません。薬剤師は病名と処方箋が合っているか確認し、服薬指導する必要がありますが、病名が書かれていないため、推測するか、患者に尋ねるしかありません。病名だけでなく、アレルギーの有無や服用している市販薬があるかどうかなどを聞いてくる場合もありますが、適切な指導や助言を受けるためにも、できるだけ答えてあげましょう」

結構待たされるけど、中で何をしているの?
A調剤の際はたくさんのチェックが義務づけられています

具合が悪いのに、病院で長時間待ち、薬局でも待たされるのはしんどいもの。「薬剤師は処方箋通りに調剤するだけではなく、裏でさまざまなチェックをしています。お薬手帳の内容、アレルギーや副作用の有無、ジェネリック医薬品の使用意向、薬歴照合、処方内容に間違いがないかなどを確認してから調剤を行います」。調剤後も別の薬剤師がダブルチェックし、ようやく服薬指導へ。「薬を安全に服用するために必要な手順なので、ある程度の待ち時間はやむを得ないのです」

お薬手帳って本当に必要?
A持っていかないと割高に。活用して損はなし

「以前はお薬手帳を出すと料金がかかったのですが、2016年の調剤報酬改定で、お薬手帳を持っていくと薬代が安くなるように見直されました」。6カ月以内に行った薬局にお薬手帳を持参すると、薬剤服用歴管理指導料は1回410円。初めて行った薬局やお薬手帳を忘れた場合は1回530円かかり、自己負担額にすると40円の差が。「お薬手帳は1冊にまとめ、できるだけ同じ薬局を利用しましょう」

 

 

イラスト/かたおか朋子 構成・原文/矢沢美香(STRIPE)

 

 

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