運が磨ける”運のトレーニング術”、「運トレ」を教えてくれるのは
京都在住の西洋占星術・運勢学研究家、フォーチュン・アドバイザーのムーンプリンセス妃弥子さん。
良い気をチャージできて運気アップできる、京都の「運トレ★パワースポット」
第二弾は今宮神社です。
京都「運トレ★パワースポット」、心が疲れた時には・・・!?
★今宮神社 ”織姫社”★
~真心を織る~
心が疲れた時、ふと訪れたくなる聖地があります。
それが京都市北区紫野にある今宮神社。
大己貴命(おおむなちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)をご祭神とし、健康長寿・良縁開運のご利益を授けてくれる、由緒ある神社です。
平安建都以前からこの地には疫神を祀る祠があり、都に疫病や厄災が蔓延するたびに悪疫退散を願う御霊会が執り行われていました。
そして1001年、一条天皇にご霊夢が降り、疫社と大己貴命など三神を祀る神殿が新たに設けられたことが、今宮神社の創祀と言われています。
徳川三代将軍家光の側室であり五代将軍綱吉の生母、桂昌院が西陣の青果店の出身で、氏神社である今宮神社を崇敬したことでも知られています。
正門(東門)から神橋を渡り、手を清めていると、社殿から柏手の清々しい音が響いてきました。
その手前では2人の若い女性が、「阿呆賢(あほかし)さん(重軽石)」という神占石で、願いが叶うかどうか、行く末を占っているようです。
近所に住む子供たちが楼門でかくれんぼをしています。それを優しく見守る若き母親たち。
地域の人々に愛されているこの神社は、いつも穏やかで、空気がゆったり流れているように感じます
だからでしょうか、ここへ来ると、心が不思議と癒されるのは。
「辛いことばかりじゃない」「また頑張れる」
10年前、初めて境内を歩いた時も、ふとそんな安心感に包まれたことを覚えています。
時代がどんなに変わっても、ここの草木、土の匂いは何も変わらずに、そして神々にはいつも私たちを優しく迎え入れて欲しいと願ってしまうのです。
人と人をつなぐ大切さを想う織姫社
ところで境内には「織姫社」もあるのをご存知でしょうか。
ご祭神は?幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)。技芸上達を司り、七夕伝説の織姫に「機織り」を伝えたと言われる女神です。
七夕といえば織姫・彦星の星伝説が有名ですが、もとは裁縫の上達を願う五節句のひとつでした。
凛とした上品な佇まいの社。両脇にある牡丹色の燈籠は、機織り道具の「杼(ひ)」を模しています。
この織姫社は、実は今回、私が一番会いたかった神様なんです。
縫うこと 織ること—― それは人と人の関係にも通じる気がしたから。
「運は日のみにあらず、人にこそあり」と言われます
生きていると、たくさんの出会いがありますが、私たちはいつもどんな心の糸で、どんな魂の布を織りあっているでしょうか。
ザラザラした糸なら、ゴツゴツしたり、破れやすい布‥?
柔らかく優しい糸なら、きっと愛に溢れた、強く幸せな布に。
桂昌院は春日局や家光にとても大切にされました。もしかすると彼女は誰よりも “笑顔の布”が織れる「心の機織り上手」な女性だったのかも知れません。
織姫社の女神から
「出会いは賜物。大切な人達と真心の糸で、温かく豊かな布を織っていきなさい」
と、そんなメッセージを心に授けられた思いがしました。
名物あぶり餅でさらにパワー充電
参拝後は参道に並ぶ名物「あぶり餅」でひと休み。
あぶり餅。これは「かざりや」製。
細い竹串にさした小さな餅は、すべて手作りであぶっていて、タレは京都らしい白味噌がベース。
「一和」と「かざりや」の2軒、それぞれに美味!
あぶり餅も、参拝者にとって心の「元気のもと」なのです。
イラスト/sino
・・・・運トレ、次回もお楽しみに!!・・・・・