今年、貴女を「女」に変えるフランス映画
最後に男と寝たのはいつ?
あなたに見て欲しいフランス映画があります。
「最近キレイだね!」なんて言われたら、どうしますか。
そんな時の私の返答は、悪い、良くない返答例。
「そんな〜」とか、「まあお世辞を・・」などと素直にありがとうと言えないのです。別のことに話をすり替えてしまったり。
それは、本当によくない私の癖。
確か、昔、誰かに注意されたこともあるような気がします。
「そういう時はね、ありがとう・・、って素直に言うものだよ。」
確かにその通りです。
本心は、人に「キレイだね。」って言われたくて、私達は、メイクをしたり、お化粧したり、美容にいそしんでいるのにね。
「ありがとう。うれしいわ。」と堂々と大人の女性らしくエレガントに答えるレッスンができていない。
私達、日本女性ははにかみ屋さんで、かわいい人たちなのだけれど、悪い言い方をすれば成熟していない。大切に一人の女性として見てもらうことに慣れていないのだと思います。
わざわざ自分を道化して、おばさんのように振る舞うことさえよくあること。
私もこれからは、変わりたい。
「ありがとう。うれしいわ。」って言えるように。
さああなたに見て欲しい映画があります。
ジャンヌモローが主役を務めるフランス映画です。
「クロワッサンで朝食を」というタイトルがついていますが、本当の題名は、
「パリのエストニア人」。
エストニアから来た生真面目な家政婦役のアンヌと
ジャンヌモロー扮するフリーダの会話。
フリーダ:最後に男と寝たのはいつ?
アンヌ: 私?愛していない人とは寝たくないんです。
フリーダ:美男子のインテリにクドかれても?
素っ気なく断るの?
もっと自分を愛さなきゃ?
変わらないとダメよ。
彼女の年齢は、いくつの想定なのかしら?
70歳かしら?
ベッドに横たわる彼女のナイティやランジェリーを見て!
ジャンヌモローの着こなすシャネルも素敵だから見て欲しい。
私はフランス映画が好き。
一見意味がないように見えることに、うんと意味があるから。
フランス女性のようにはなれないけれど、
いくつになっても女。
吐息と鼓動を瞳に映して。
恋をすることに臆病にならずに、
女性であることを愛したい。
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