自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第4章 これで安心して仕事ができる
第4章では、仕事や職場の様々な場面に応用できるツボを紹介します。
【会議や接待の前に効果あり】
ビジネスシーンで人の名前や電話番号などを間違えずに覚えていると、スマートでカッコいいですよね。
今回は、できるヤツと思わせることができる「記憶力がアップする」のツボをご紹介します。
会った人の顔と名前を1度で覚えてしまう。企画に関係した数字は書類を見ないでもだいたい説明できる。取引先相手のオフィスの電話番号は間違えずに覚えている。そういう記憶力のいい人への評価は、できるヤツとして職場で知らず知らずに高くなります。
そうはいっても、自分にはそんなことはできないなんて嘆いていないでください。脳を活性化すれば、記憶力を高めることができます。
たしかに、日頃から脳を使っていることは大切だといえますが、頭部の血行を良くし、大脳に刺激を与えて活性化させ、頭をハッキリさせて、記憶力もアップさせるといううれしいツボがあります。
それは、「四神総(シ シンソウ)」です。「百会(ヒャクエ)」(※「頭の回転」を速くするツボ参照)から親指1本分の幅で前後左右に4カ所あってそれをまとめて「四神総」といいます。
さらなる記憶力アップは試験のときなどにも役立つはずです。
毎日10秒を3回くらい繰り返せば、仕事や勉強の効率もアップします!
「四神総(シシンソウ)」
「四神総」は、百会から親指1本分の幅で、前後左右それぞれにあるツボ。合計4カ所のツボの総称です。
それら4カ所にあるツボを、毎日10秒ずつ押すのを3回くらい繰り返しましょう!
仕事の能率もあがって、残業も少なくなり、その時間を利用して、別の企画に取り組んだり好きなことを楽しむこともできます。
次回は、プレゼンにかかせない、よく響く「声づくり」に効果のあるツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子