更年期どころかポスト更年期!さらなるキレイのために漢方フル活用!
春が近づいてきました。
寒いけれど、心がウキウキするのは何故でしょうか。
さて、今週は、芝大門にある、いまづクリニックの今津先生のところに行ってきました。
私と妹のやっているさくら治療院の患者様もよくここへご紹介しています。
今津先生は、元々は外科医でガンの治療がご専門。
それも男性なのですが、本当にきめ細やかでよい処方をしてくださいます。
うちの患者さんたちも、決してわかりやすい場所じゃないのに、
「まだ続いているの?」とこちらが驚くほど何年も通い続けています。
漢方の診療室では、ドクターになんでもしゃべること!
漢方でドクターに診ていただくときの、診察室でのコツは、
NGなし!よくしゃべること。「これ言っちゃだめだな?」
「これって関係ないよな?」ということをたくさんお話しすることです。
本日の私の訴えは、
● 首がバリバリで恐ろしいくらい凝っています。
● 目が乾いて、タオルで押さえていると時々出血して、白目が真っ赤になります。
●鼻も乾いて、仕方ありません。
● お手洗いが近くて、日に何回行くことか。
● 目がかすみます。
● ワインも禁酒と誓ったのに、やっぱり飲んでいて、肝臓が心配です。
●出張が続いています。3食外食の1週間なのです。
● 最近は良く眠れて、前飲んでいた心の漢方はいらなくなって飲んでいません。
● そういえば、鏡を見ると、シミが増えたような気がします。
●意外にも、前よりも気分はすっきり、とっても清々しいのです。
そこまで話しきったら、
今津先生に、舌を見せて、脈をとってもらって、お腹を押していただいて、漢方の独特の診断をしていただきます。舌診、脈診、腹診といいますが、総合的に診断していただきます。
私のシミは、血の巡りが悪いせい―漢方はシミにもよい
「お血(おけつ)がありますね」と今津先生。
「お血」とは血の巡りが悪いこと。
出ていかなくてはならない「血」がとどまることを「お血」といいます。
舌の裏側の静脈の様子でわかります。
シミやあざ、目の下のクマに、子宮筋腫も漢方的にはお血の状態。
血液がドロドロの状態を指しますし、「血虚」といい、血液が足りてない場合も「お血」になりやすくなります。チョロリチョロリと流れるものは留まりやすいということです。
私の場合は、「血虚」の要素あり。血が少ない「血虚タイプ」のような気がします。
最近増えて見える私のシミは、お血が原因なのでしょう。
はっきり言って「八味地王丸」はお年寄り向け漢方
裏返すと究極のアンチエイジング
こんな私にでた処方は、八味地王丸(はちみじおうがん)に「附子」(ぶし)をプラスした処方。
八味地王丸は、老化対策の代表薬。お手洗いが近い人に良く使われます。それに附子という「狂言」の題目にもなっている生薬、あの毒薬トリカブトの根から作ったお薬をプラスするのです。体が芯から温まります。お血のある私のシミにもよいのです。
体のこともうれしいが、シミによいとなるとうれしいものですね。
春になる前に、今年はレーザーしようかな、と思っているくらいですから。
八味地王丸は、はっきり言ってお年寄りによく使われるお薬です。しかし、これでもか、というほど、いろいろ出てくる不具合を一手に引き受ける究極のアンチエイジング薬。
地王というのは、かなりパワーのある生薬です。地面の王様なのだから。
「千明さん、体が変わる時期です」
「首のコリはよくなりますよ。劇的に効きますよ」と今津先生がはっきりおっしゃって。
こんなうれしいことはない。
漢方は、ピタッと合うと、本当によく効くから。
附子と聞いただけで、体が温まってきた。
必要なのは総合力
わたしは、ホルモン補充療法(HRT)もしております。
そして、漢方も活用。
アンチエイジングには総合力が大事。
教えてくれたのは、倉田真由美さん。
美の大家!
いつもいい情報をたくさんくれて、うれしい同じ年の友達です。
「真由美さん、私もやっているわよ~」
さて、皆様、私には八味地王丸が最適でしたが、一人一人体は違います。
勝手に買わないこと、これが漢方を成功させるコツです。
ドクターを訪ねてくださいね。
写真は、漢方でなくて、漢方スープを飲んでいます。
冷やさない、溜めない、やっぱり漢方っていいな!
参考までに私も理事を務める「みんなの漢方」を載せました。
吉川千明さんの毎日YOJO は こちら