自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第5章 「見た目」アップで仕事も恋愛も成功させる
第5章では、美容にきくツボをご紹介。
おしゃれなヘアスタイルにしたくても、髪のボリュームがさびしいとなかなか難しいものです。
今回は、そんな髪の悩みのひとつ「髪の薄さ」を目立たなくさせるツボをご紹介します。
「髪」も「毛」も東洋医学では五行の「腎」に分類されます。生まれながらにもっている「精」が宿るところで成長や発育、生殖といった生命活動にかかわる重要な部位です。
そして毛髪はおもに男性ホルモンが影響します。男性ホルモンの分泌量が多いために薄くなるのならば「腎」を強化して頭の血行を促進し、増毛効果のあるツボ押しがいいでしょう。
まず「 百会(ヒャクエ)」。頭のてっぺんにあり、両耳左右を結んだところにあります。それから「 神庭(シンテイ)」。眉間中央から指4本分上の前髪際中央にあります。この2つは中指を重ねて押します。
3つめは「神庭」から左右それぞれ指2本分外側にある「曲差(キョクサ)」をゆっくり各5秒間ずつ押してください。そのあと「三陰交(サンインコウ)」を押します。このツボは、男性にもある女性ホルモンの分泌を高める効果があり、髪への影響力が強いので悩み解消にききます。
3つのツボの場所は、次のページに!
頭の血行を促し、増毛効果のあるツボです!
「百会(ヒャクエ)」「三陰交(サンインコウ)」「神庭(シンテイ)」「曲差(キョクサ)」
頭のてっぺんの両耳左右を結んだところに「百会」はあります。「神庭」は眉間中央から指4本分上の前髪際中央にあり、この2つは中指を重ねて押します。
さらに「曲差」は「神庭」から左右それぞれ指2本分外側にあり、「三陰交」は内くるぶしの高いところから指4本分上にあります。男性・女性ホルモンともバランスが良くなります。
次回は、「脚やせ」をしたい人におすすめのツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子