ヨガの呼吸法と目の運動を組み合わせた「眼ヨガ」。
脚の疲労や内臓の疲れからくる疲れ目もやわらげてくれます。
目が疲れたらすぐ実行!疲れを取るセルフメソッド12
※注意※
・目のまわりを刺激する際は、眼球に触れないように注意しましょう
・爪が長い人は切ってから行ってください
・糖尿病の人は医師に相談してから実践を
・力の入れすぎに注意し、強い痛みを感じた場合は中止してください
4.眼窩の外側
脚の疲労からくる目の疲れをやわらげます。一日中外出していた日やエクササイズのあとなどは、しっかり刺激して。
ココを押します!
目尻にある骨(眼窩)にひっかけるようにするのがコツ。少しずつ指をずらしながら、周辺もくまなく行って。
両手の人差し指を目尻にある骨にひっかけるようにして当て、指を入れ込みます。息を吸って、吐きながら人差し指を外側に引くように刺激し、ゆっくり息を吸いながら緩めます。10回。
5.眼窩の下側
胃腸や肝臓など、内臓の疲れからくる疲れ目を改善します。目の下にくまやたるみがあるときは内臓が疲れているしるし。食べすぎ、飲みすぎのあとなどは、特にこまめに刺激を。
ココを押します!
目の下にある骨(眼窩)に人差し指をひっかけるように当てます。下に引くようにして刺激を。
両手の親指を頰に当て、その上にある骨に人差し指をひっかけるように当てます。息を吸って、吐きながら人差し指を下に引くように刺激し、ゆっくり息を吸いながら緩めます。10回。
6.頰骨の下
眼圧が上がりすぎると目にうっ血が起こるほか、緑内障や網膜剥離になることも。頰骨の下をこまめに刺激して、眼圧を下げておきましょう。
ココを押します!
小鼻の横。人差し指と中指を当て、人差し指だけで押し上げるようにしながら頰骨の下を刺激。
小鼻の横に人差し指と中指を当てます。中指を離し、息を吸って、吐きながら上に押し上げるようにして刺激します。最後はゆっくり息を吸いながら緩めます。10回×2。
7.耳たぶのすぐ下
押すだけで視界がパッとクリアになり、遠くがよく見えるようになる人もいるほど即効性の高いツボ。痛みを感じる部分には、多めに刺激を与えて。
ココを押します!
耳たぶの下、押すと痛気持ちいいところがツボ。四指の間隔を離すと押し上げやすい。
親指で耳たぶの下を押さえ、残りの四指を側頭部に当てます。息を吸って、吐きながら親指を押し上げるようにして強めに刺激。最後はゆっくり息を吸いながら緩めます。10回。
監修
龍村 修さん Osamu Tatsumura
profile
1948年生まれ。早稲田大学文学部卒業。龍村ヨガ研究所所長。NPO法人沖ヨガ協会理事長。
’73年に求道ヨガの世界的権威、沖正弘導師の内弟子になりヨガの道へ。著書に『すっきり眼ヨガメソッド』(日本文芸社)ほか
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/上田恵子