パソコン、スマホで目を使いすぎてしまう人、必見!
ヨガの呼吸法と目の運動を組み合わせた「眼ヨガ」です。
簡単な動作で疲れを解消できるのはうれしいですね。
今回も、目以外の部分にも働きかけるメソッドが登場します。
目が疲れたらすぐ実行!疲れを取るセルフメソッド12
8~12
※注意※
・目のまわりを刺激する際は、眼球に触れないように注意しましょう
・爪が長い人は切ってから行ってください
・糖尿病の人は医師に相談してから実践を
・力の入れすぎに注意し、強い痛みを感じた場合は中止してください
8.こめかみ
押すことで血の巡りがよくなり、目の周辺にたまった疲労物質もすっきり。目に光を取り入れやすくなるため、視界もくっきりします。
ココを押します!
親指でこめかみを押します。押して痛気持ちいい場所がツボ。四指の間隔を離すと刺激しやすい。
親指でこめかみを押さえ、四指を側頭部に当てます。息を吸い、吐きながら500円玉くらいの範囲を親指で円を描くようにして強めに刺激。最後は息を吸いながら緩めて。10回×2。
9.目の裏側
腎臓に関連するツボ。腎臓は目と関連の深い臓器と考えられているため、刺激することで血の巡りがよくなり、疲れ目の回復につながります。
ココを押します!
両耳の上側を結んだ延長線上で、目の裏側にある凹んだ部分。四指の間隔を離すと刺激しやすい。
両耳の上側を結んだ延長線上、目の裏側にある凹んだ部分に親指を当て、四指を側頭部に当てます。息を吸って、吐きながら目の方向に強めに刺激。最後は息を吸いながら緩めます。10回。
10.ぼんのくぼの横
頭部全体の血行を促すことで、目はもちろん、聴力もアップ。脳の疲れもほぐすことができます。パソコン作業や家計簿つけで目や脳を使いすぎたときにおすすめ。
ココを押します!
首の中央にある〝ぼんのくぼ〞の横にある凹み。押すと気持ちいい場所がツボ。四指の間隔を離すと刺激しやすくなります。
首の中央にある凹み(ぼんのくぼ)の横にある凹みに親指を、側頭部に四指を当てます。息を吸って、吐きながら目の方向に強めに刺激。最後は息を吸いながら緩めます。10回×2。
11.回転
疲れ目は、目の筋肉がこり固まり、疲労物質がたまることで起こります。目を大きくグルグルと動かして眼筋をほぐし、血行を促しましょう。
息を吸って、吐きながら眼球を右回りに回転させ、次に同じように左回りに回転させます。大きく回すことを意識して。回しづらい方向がある場合は、そちらを多めに。左右10回ずつ。
12.上下左右
上下、左右に弾んでいるボールを目で追うようなイメージで、リズミカルに動かすのがコツです。続けるうちに目が軽くなるはず。
息を吸って、吐きながら眼球を左右に動かします。このとき顔は動かさずに目だけを動かすことを意識して。次に上下に動かします。動かしづらい方向
があれば多めに。上下・左右各10回。
これでセルフメソッド1から12までご紹介しました。
ぜひ、今日からはじめてみてください!
監修
龍村 修さん Osamu Tatsumura
profile
1948年生まれ。早稲田大学文学部卒業。龍村ヨガ研究所所長。NPO法人沖ヨガ協会理事長。
’73年に求道ヨガの世界的権威、沖正弘導師の内弟子になりヨガの道へ。著書に『すっきり眼ヨガメソッド』(日本文芸社)ほか
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/上田恵子