先日旅した神戸同様、長崎も異国情緒たっぷりで、様々な文化や歴史が混在する街。 早くから港を海外に開い ていたこの街から発信され、日本国中に広まったものは数知れません。 海と山がせめぎ合う地形に広がる町並みは急な坂道も多いのですが、それさえもまたこの街を魅力的に見せてくれる演出の一つに思えてしまいます。
前日までの晴天とはうらはらに、生憎、出発当日は「雨降りで肌寒い一日」と天気予報。 が、到着した頃には、少々肌寒いものの 、すっかりお天気は回復。よかった!
到着早々、まずは街中を走る市電で大浦天主堂とグラバー邸へ向かいます。
何とも厳かな気持ちにさせられるこの場所・・・大浦天主堂。 じっと佇みたくなるほど、静かで、穏やかで、自然と祈りたくなるような気持ちになりました。 鬱蒼とした緑と天主堂の白壁のコントラストも美しく、一瞬ここが日本であることを忘れてしまいそうになります。
この他、中華街や唐人屋敷跡などを見、歩き回るとお腹も空いて来ました。 他の場所では見られない、長崎独特のグルメも今回の楽しみのひとつ。
まずは、「トルコライス」から! 「トルコライス」は、トンカツ、カ レーピラフ、スパゲッティーを1つの皿に 盛ったもので 大人版お子様ランチ・・・なんて言われることもあるそうです。
これが、長崎では洋食を扱っているところであればたいていは置いてあるほどメジャーなお料理だそうで・・・。 今では、お店によってオリジナルメニューがあったりして、色々なタイプのトルコライスが存在するようです。
わたしが訪れたのは「ニッキー・アースティン」さん。 GW中ということもあり、20分ほど並んでから席に着くことが出来ました。皆さん、考えることは一緒。「長崎に来たらトルコライス!」ですよね。
辛い.辛いピラフとコロッケ3種、スパゲティ、そしてオムレツの上にホワイトソース。 ボリューム満点です!・・カロリーを考えると怖くなってしまうメニューですが、一皿で色々な味を楽しめますし、美味しいので、気が付けば完食・・・でした。
少し一休みしてから、今度は稲佐山を車で目指しました。 こちらには長崎市街地が一望できる展望台があり、晴れた日には五島・雲仙なども見えるとのこと。 稲佐山までは車で15~20分ほどでした。ロープウェイで行くことも出来ます。
同じ日本という国の中にあっても、様々な個性・背景を持つ場所があり、それに出会う度にとても新鮮な気持ちになります。
そのひとつ、ひとつがとても興味深く、久しぶりに歴史の本を読み返したくな りました。