武蔵野の面影残る1日を楽しんでまいりました。
吉祥寺からバスでおよそ15分。
深大寺に向かいます。
透明な空気感と境内の木々の深まる緑に涼を感じます。
お参りの後にはすっきり心洗われ、何とも清々しい気分。
本年、国宝に指定された東日本最古の国宝仏・釈迦如来像(白鳳仏)を拝観します。
法隆寺の夢違観音像ととても良く似てらっしゃいます。、
今までどれほどたくさんの方が微笑みと佇まいに救われたのかと、
お姿を拝見しながら、想いを馳せている私がいました。
平成30年3月31日(土)まで特別拝観中。
訪れる方々に深い安らぎを与えてくださいます。
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深大寺では1年を通して、いろいろな行事が行われています。
深大寺を代表する行事は
「東京に春を呼ぶ深大寺のだるま市」として、知名度も全国的。
毎年3月3日‾4日に行われます。
境内に所狭しとたくさんの店舗が軒を並べ、大変な賑わいとなっています
10万人前後の人が訪れるといわれています。
購入しただるまは、
【だるま開眼所】にて、目入れをしていただくことができます。
僧侶が左目に梵字「阿」(ものごとのはじまり)を入れてくださいます。
願い叶っただるまは、右目に「吽」(物事の終わりの字を入れていただき、
「阿吽(あうん)」とした後、感謝の意を込めて納めます。
「小さい子から始め、どんどん大きくしていくといいですよ」
と伺っていたので、我が家にはミニサイズの子がいます。
もちろん、開眼してもらっています。
常連さんは、お気に入りのお店があるようですが、
だるま市初心者の私は、ぐるぐると幾度も周りました。
お店の方と会話をしながら、お気に入りの子を選ぶのも、
だるま市の楽しみのひとつです。
夏の風物詩として有名なのが、
毎年7月に開催される「ほおずき祭」
そしてこの後、秋が深まる頃には、
「十三夜の会」が催され、山門において天台声明(しょうみょう)や観月会を行っています。
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少し早めのお昼ごはんをいただきます。
深大寺といえば、<そば>。
深大寺周辺には20ものおそば屋さんが軒を連ねています。
どのお店もそれぞれに魅力的です。
この日は、「青木屋」さんに伺いました。
深大寺境内の亀島弁財天池の横にあります。
池に面した奥の席がテラスのようになっていて、
素敵な雰囲気の中、おそばを楽しむことができます。
<深大寺そば>は【献上そば】とも称され、
江戸時代より400年余りの長い歴史と伝統を持って、今に至ります。
毎年、晩秋、そば主観音様に献上する「深大寺そば祭り」が開催されます。
おいしいおそばをいただき、ゆったりとした時間を過ごし、大満足。
かつては深大寺領内だった隣接の「神代植物園」に寄ります。
園内はバラ園・つつじ園・ウメ園・ハギ園をはじめ、
植物の種類ごとに30ブロックに分かれています。
およそ4,800種類、10万本・株の樹木を四季それぞれに楽しむことができます。
時間が許す限り、滞在していたい場所です。
訪れた日は、ムクゲがとっても綺麗でした。
40品種もあり、また命名もかなりユニーク。
「このお花に、このネーミング!」
お花と名前を照らし合わせながらの鑑賞も、また楽しいものでした。
ムクゲは、韓国の国花になっています。
桜やバラ(春と夏)の季節には、たくさんの方々で賑わっています。
都内最大の広さを誇るバラ園では、
本年も秋のバラフェスタが開催されます。
およそ300種類、5000余本の鮮やかなバラの華やかな光景が広がります。
植物売店では、季節に合わせた多種多様の植物が売られています。
珍しい品種のベゴニアを購入しました。
帰宅後、ポットサイズだったものを大きめの鉢に植え替えました。
ぐんぐんと育って、今、愛らしい花をつけてくれています。
心も体もすっきり。
深大寺は初めて訪れても、何度訪れても、
新しい東京を知ることができる場所です。
夏のお疲れの出ます頃。
女史の皆様、体調を崩されることなく、
素敵な初秋の日々をお過ごしになられます様に。
深大寺
深大寺そば組合
http://chofu.com/web/jindaiji_soba/
神代植物園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
秋のバラフェスタ
10月7日(土)~31日(土)
毎週月曜休館。
ガイドボランティアによる園内ガイドの日程もアップされています。
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