グアム初日に雰囲気を盛り上げるため、または最終日に思い出をしめくくるため、チャモロダンスを観ながらBBQディナーを楽しむのが恒例になっています。
東京ではなかなか体験できない野外で豪快なBBQ、ホテルニッコーグアムでは1人分から予約ができます。
アンガスビーフのフィレ、ハーフロブスターテイル、白身魚、帆立、ソーセージ、焼き野菜がセットになった「サプライズメニュー」。ビュッフェテーブルにはグリーンサラダ、フルーツ、コーン、ポテトなどが用意されています。アルコール類はビールのみですが、BBQといえばビール。炭火の香りが漂う中で冷えたビールをいただく醍醐味は、リゾート気分を盛り上げます。BBQに慣れていない私は、スタッフに焼き方を教えてもらいました。
グアムの伝統文化を代表するチャモロダンス。その歴史は古く、起源は約3500年前にチャモロ人がグアム島に住み始めた時に遡るそう。伝承文化として、若い戦士の踊り、漁師、人魚伝説、新しい生命の誕生や実り、収穫、自然などをテーマにし、グアムを創った神様ブンタンとフウナを敬う意味を込めたダンスで「アンシャント・チャモロ」とよばれています。子どもから大人までダンサーの年齢幅が広くもあります。
1521年マゼランがグアム島を発見し300年に渡りスペインが統治。その時に生まれたのが、ヨーロッパのエッセンスが入ったスペイン風のダンス。恋愛やグアムの美しさを表現しリズム感にあふれ「スパニッシュ」とよばれています。ホテルニッコーは、通年「スパニッシュ」のショーを展開。
若者ダンサーが、男女それぞれの魅力を表現するダンスを観ていると、フラメンコを思い出します。情熱あふれるラテンのDNAが共通項ですね。
常夏の島では、可能な限りオープンエアーで食事をしたいものです。
ランチはプールからビーチに抜ける途中の「ブーゲンビリア・プールバー」で。
こちらは人気のハンバーガー。大判で2人でもシェアもできるボリュームです。とはいえ、リゾートのランチはゆっくり気ままにすごせます。アペリティフのソルティードッグとビールを傾けながら、1人で完食しました。(笑)
蓋つきのペーパーボックス入りで、ビーチに持っていくこともできます。カクテルやドリンクもプラスティック製カップでサーブされ、テイクアウトが簡単にできます。この時は台風の影響でビーチは立ち入り禁止になっていましたが、波の音をBGMに海を感じ、水着のままでいただくランチは格別です。
2泊3日の短い旅。ゆっくりと寛ぎますが、プールや散歩、ショッピングと活動的に過ごすため、朝食は普段よりもしっかりと摂ります。
「マゼラン」の朝食ビュッフェは、10種類あまりのパンやカップケーキが並ぶホームメードべーカリー、フルーツ、サラダ類、その場で焼き上げてくれるオムレツや目玉焼きの卵料理、お粥、お味噌汁、キムチなどアジアンテイストのメニューも揃っています。
たんぱく質、炭水化物、ビタミン、食物繊維などのバランスを考えたつもりですが、こんな量に!(笑)
チャモロ料理のケラグエンをみつけたので、鮭のフレークと一緒にお粥のトッピングにしてみました。
このあとビーチ伝いに1時間半ほど遊歩道を散歩したり、タモン中心部へ徒歩ででかけたり、お昼過ぎまで元気に動き回りました。
実はこの旅、グアムで働いている友人と会うことも目的の一つでした。
家族は日本、単身赴任でホテルの副支配人として頑張る彼女の話をきいて、おでかけ女史組世代は日本女性の生き方を大きく変える役割も担っているのだと実感しました。
最終日の朝食を「マゼラン」で一緒に。
今回はユナイテッド航空の朝便で出発し、夕方便で帰国しましたので、2泊3日を目いっぱい楽しめました。
東京以外でも日本6都市からグアムへの直行便が飛んでいて、成田からは1日3便もあります。
お一人様旅の機会が増えた日本各地にいる友人たちと、グアムのホテルで待ち合わせする旅もいいかもしれません。往路も復路も各自の都合にあわせ、1日だけ皆が集合できるスケジュールにして。
ゆったりとストレスフリーで空の旅を楽しめるプレミアムエコノミーでの3時間半は、仕事をしていたらあっという間に目的地に着きました。PCやスマホも座席のコンセントで充電できるので、とても便利でした。
再来年には大人をターゲットにしたホテルが新オープン予定だとの情報も得て、今後、お一人様休暇の可能性も広がるなと感じたグアム旅行でした。