ドイツ・デュッセルドルフ空港から1時間弱のフライト。
雄大な雪景色のアルプス山脈を越え、ミラノのマルペンサ空港へ移動しました。
そこから車で約1時間半、ピエモンテ州トリノ県へ。
妹家族(イタリア人の義弟、現地小学校に通う姪っ子甥っ子の4人家族)が暮らすリヴォリ(Rivoli)がイタリアでの滞在地です。
ちょうどイースター(イタリアではpasquaパスクアと言います)休暇で会社や学校が休みだったので、皆でチューリップ祭りへ出かけました。
トリノ県リヴォリの妹宅から車で約50分のところにあるプラロルモ城(Castello di Pralormo)
毎年行われているチューリップ祭り(Messer Tulipano)は現地の方に人気の高いイベントです。
※2014年は4月5日~5月1日の開催
入場料・大人7.50ユーロ(※1ユーロ約140円=1050円)を払い、色とりどりのチューリップが咲き乱れる庭園をのんびり散策。
家族で過ごすことが目的のイースター休暇ですから、訪れる人々のほとんどが家族連れ。
庭に隠された卵を探す子供向けのゲームが行われていたこともあり、賑やかでした。
チューリップの本場オランダで、その魅力の虜になった城の主が庭にチューリップ畑を作ったことが、このお祭りのきっかけだそうです。
歴史ある古いお城の庭園に咲き誇る姿はヨーロッパならではの光景。
子供の頃から見慣れているはずのチューリップとは別の花のように思えます。
実際、日本ではあまり見たことのない形をした物もたくさんありました。
敷地内にはヨーロッパの街を語るのに欠かせないマーケット出店も。
地元の農家で獲れたての野菜やフルーツ、オーガニックのクッキーやジャムなどスイーツ、センス溢れる日用品や雑貨など、見れば見るほど欲しくなるものばかり。
地元のマーケット(市場)へ出向くのが趣味の私にとって、ここの出店はどれも魅力的。
聞けば、個人の出店ではなく、リアル店舗を構える人たちが出店しているそう。
だから食品も雑貨も物が良いものばかり。しかも適正価格なので良心的です。
日本に持って帰れないとわかっているのに、家具まで熱心に物色してまいりました。
結局、あれこれ見たり試食したりしつつ何も買わなかったけれど、”花より団子”精神が十分に満たされました。
次はお腹を満たす番。中庭にある食堂は家族連れで混んでいたのと相場より少し高かったので城の外で食べることに。
向かったのは徒歩5分の特設テント。
チューリップ祭りの期間に合わせて地元の方々が運営している食堂です。
グラスワインの白、antipasto misto(前菜)+デザートを注文し、8.50ユーロ(※1ユーロ約140円=1190円)。
味は可もなく不可もなく言ったところ。緑の多い郊外でのんびりランチという雰囲気なので良しとします。
食後はピエモンテ州らしい丘陵地帯の風景を眺めながら周辺を散歩。
高台から見下ろす田舎の風景に心癒されました。
次回もイタリア・ピエモンテ州の魅力について、ご紹介したいと思います。
■Castello di PralormoCastello di Pralormo
http://www.castellodipralormo.com/