中学生の頃からミュージカルを観るのが大好きで、いままで多くの作品を鑑賞してきました。その中で私のお気に入りといえば「レ・ミゼラブル」。
30数年前の初演から毎回公演があるたびに足を運んでいた作品でした。
しかし大人気の作品ゆえチケットを手に入れることも困難になり、ここ10年ほど劇場に行く事ができずにおりました。そんなプラチナチケットを今回友人が取ってくださったので、久しぶりに東京公演の感動の場に行く事ができました！
私が観に行く事ができなかった10年ほどの間に、「レ・ミゼラブル」は新しい演出になり、出演者も若返っていき、私の知っている作品とはかなり変化をしていました。
印象的だった大きな廻り舞台ではなくなったこと、背景に描かれている絵が原作者ヴィクトル・ユーゴーの描写になりより牧歌的になったこと、出演者の衣装などが変更されたことなど、視覚的な物の変更が数多くみられました。初演からのオリジナル演出版を鑑賞していたからこそ、変化を楽しむことができ、今回の観劇は私にとってとても興味深いものになりました。
「レ・ミゼラブル」の特徴としてキャストはダブルキャストやトリプルキャストのため、何通りもの組み合わせを楽しめるのも魅力。役者さん側はさぞかし大変だとは思いますが、観ている側としてはキャスト違いによりどんな化学反応が起きるか楽しみで、自分のお気に入りのキャスティングを見つける醍醐味もあることでしょう。
すべてがメロディーにのせた歌によって進行し、台詞はなし。
印象的なメロディーが時に力強く、時に悲しくと、何度も繰り返され、知らないうちにその音楽の魅力にはまってしまうのです。
そして照明の使い方がとても印象的なのもこのミュージカルの特徴の一つ。特に天に召されていくシーンの光の色の変化には心うたれ、光だけでも物を語れることを知ることができ感動します。
語りだしたらとまらないのですが(笑)、多くのすばらしい事が重なりあい、人々に感動を呼ぶ作品となった「レ・ミゼラブル」私など、ついつい役に感情移入をしてしまい涙なしでは観られません。
今回ご一緒した友人の中には初レミゼの人もいましたが、初見ですでにとりこになっておりますよ！
帝国劇場のロビーでは、家に帰ってからの「レ・ミゼラブル」の余韻に浸るにぴったりなオリジナルグッズが販売されていました。私はアイコンになっているコゼットやフランス国旗が描かれたクッキーをお土産にしました。これがなかなか可愛い！
さて、ミュージカル鑑賞にはパワーも必要です。
観劇前のパワー注入のために、せっかくなのでフランス気分に浸ってからと劇場近くの「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」でガレットランチを。
ロブションのパティスリー＆ブランジュリーの丸の内ブリックスクエア店にはカフェがあるのです。ガレットやパスタなどのメニューの他に店内のパンなどもいただく事ができるので、劇場に入る前のあわただしい時間調整にもぴったりな場所でした。
またミュージカル鑑賞後、レミゼ気分に浸ったまますぐに家に帰ることなんてできません！
あのシーンは感動した、ここはどうだったと語り合うことも友人たちと一緒にミュージカル鑑賞をする楽しみのひとつです。
その語らいの場に友人がセッティングしてくださったのは、帝国ホテル 東京本館17階にある「インペリアルラウンジ アクア」。
ゆったりとした居心地よい空間で、ストロベリーアフタヌンティーを楽しみながら、大いにレミゼ談義に花を咲かせました。
絶大なる人気を誇るミュージカル「レ・ミゼラブル」。その感動は昭和、平成から令和へと引継がれていきます。
東京公演5月28日千秋楽の後は、愛知、大阪、福岡、北海道と公演は続きます。チケットを手に入れるチャンスがありましたら、是非、この感動を体験していただきたいお勧めのミュージカルです！
