次々に新しいホテルがオープンする京都。国内外の観光客にとっては、年間を通じ、宿泊先の確保がかなり改善されているといわれます。京都駅前にも、また新しいホテルがオープンしました。それが「三井ガーデンホテル京都駅前」。京都タワーまで徒歩2分。もちろん京都駅にも、3分ほどで到着できる、まさに好立地のホテルです。
「茶の心と京の美」をテーマにしたデザインが施されたホテルで、まさに大人旅にふさわしい心地よさにあふれています。全136室で、最も多い90室ある「モデレートツイン」タイプの部屋は、ベッドを2台連ねたハリウッドタイプで、21㎡余りの広さを機能的に快適に使えるのもうれしいところ。
家族やグループで過ごすのにぴったりの3台のベッドが入った「トリプル」タイプも9室用意されています。
京都駅に近い場所のため、窓からの景色は望めませんが、障子窓には、穏やかな光の円窓が浮かび、旅の疲れを癒す、なんとも落ち着いた雰囲気です。「昼間はほとんど外出しているのだから、ここで過ごすのは夜と朝だけ…別に景色が見えなくてもいいわ~」と、一緒に宿泊した友人。東京から来て、翌朝、早い時間の新幹線で戻る彼女にとって、ここは歩いて新幹線のホームに行ける利便性こそ最大の魅力だといいます。
「大阪や滋賀、奈良にも、京都駅のそばに宿泊すれば、荷物の移動も簡単だし、やっぱりいいわね~」と。関西の旅の拠点になるホテルでもあるのです。
さて拠点といえば、このホテルは、市内にある他の3つの「三井ガーデンホテル」の拠点的存在。市内のどの「三井ガーデンホテル」に宿泊したゲストにとっても、利便性がグッとアップしたのです。それが手ぶらで京都を楽しめる「バゲージサービス」。
つまり「三井ガーデンホテル京都新町 別邸」「三井ガーデンホテル京都三条」「三井ガーデンホテル京都四条」に宿泊するゲストは、京都駅に到着したら、12時までに、ここ「三井ガーデンホテル京都駅前」の1階にある「バゲージサービスカウンター」に荷物を預ければ、15時以降、自分の宿泊するホテルで荷物が受け取れるのです。手ぶらで京都観光に出掛けることができ、京都の滞在時間を有効に使えるうれしいサービスです。
もちろん、帰りも、朝、宿泊したホテルでチェックアウトして、そのホテルのカウンターに11時までに荷物を預けると、14時~20時に「三井ガーデンホテル京都駅前」の「バゲージサービスカウンター」で受け取ることができます。荷物1つに300円掛かりますが、重い荷物を運ぶことなく、またキャリーをガラガラ引っ張って動き回ることもなく、身軽に京都を楽しめのですから、利用する価値十分といえましょう。
ただこの「バゲージサービスカウンター」を設置したため、ほかの3つのホテルにある大浴場が「三井ガーデンホテル京都駅前」にはないのが残念。「大きなお風呂に入りたいなら、すぐそばに京都タワーの大浴場があるじゃない…そこに行けば~」と友人。まぁ、快適なバスルームが各部屋にありますから…特別な問題はないんですが…。
さて、「三井ガーデンホテル京都駅前」に宿泊して感激したのは、地下1階の「レストラン・ゲストラウンジ」での朝食のビュッフェの料理の豊富さと美味しさ。豆腐や湯葉、茶そばなど京都らしい食材もいろいろ揃っています。
なかでもトロリとした卵とダシがきいたあんが掛かった「健康米の和風湯葉あんかけオムライス」は、ぜひ味わいたい品。抹茶のデザートなどもあり、思わず何度も席を立ち、次々料理をテーブルへ。
朝食後は、ここは、市内全ての「三井ガーデンホテル」の宿泊ゲストが自由にくつろげる場所に。出発時間まで、のんびり過ごせる場所になります。
まもなく始まる秋の京都旅シーズン・・・京都市内に4軒となった「三井ガーデンホテル」は、この「三井ガーデンホテル京都駅前」のオープンでいっそう使いやすく魅力的になりました。「また秋の紅葉シーズンには、京都に来るわね」という友人にとって、ここは常宿になりそうです。
三井ガーデンホテル京都駅前
京都市下京区東塩小路町848
☎075‐353‐3135
https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-station
小原誉子ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」
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