秋のお茶会に行ってきました。
前回紹介した「閑是」さん。
そのオーナーさんが京都のステキなアパートで季節毎に開催されている中国茶のお茶会とあって期待が膨らみます。
場所は北白川の疎水近くにある「銀月アパートメント」という、映画にも使われた事のある趣のある建物。
築100年は超えてるそうで、古いんですがかなりいい感じ!
住んでいる方と、オフィス的な使い方をされてる方と半々くらいだそう。
初めてなのでドキドキして入りました。
階段からオーナーの小絵子さんに声を掛け2階に上がります。
上がってすぐが銀月サロンです。
ステキでしょ!
この日は暑くも寒くもなく、しとしと降る雨が窓の外の緑を艶っぽく見せてとてもいい雰囲気。窓の外に見えてるのは桜で、春のお茶会の時は部屋の中もピンクに染まるそう。
さぁ、席についてお茶会の始まりです。
今回のお茶は4種。
・桐郷胎菊茶
・2019 極品阿里山茶
・仙葉頭等茶
・花蓮蜜香紅茶
まずは菊茶を。
桐郷とは土地の名前で、こちらは新茶だそう。
胎菊とはまだ花開く前の状態の事なんです。
こちらは各自の器に直接菊を入れ、お湯を注いで飲みます。
そんなんで味するんかなぁ? と思いましたが…
ほんのり甘くて美味しい。
ノンカフェインなので沢山飲めるし寝る前にもオススメだそうです。
次は阿里山茶。
台湾のお茶で春と秋に収穫出来るそうで、秋のものは味が濃いんですって。
標高2000m以上の土地なので霧が出て、それが太陽を遮る覆いの代わりになり、かぶせ茶の様に甘みが出るんだそう。
お茶についての色んなお話を聞きながら、お茶を淹れていただきます。
台湾のお茶は茎と葉を一緒に摘むそうで、乾燥させた茶葉が大きかったり茎が見えてるものが手摘みの証拠。
機械で収穫したものはもっと小さくなるようです。
中国茶は飲んだ後の茶葉もじっくり見ます。
その次は仙葉頭等茶。
仙葉というのが土地の名前。
湿気の多い場所だそう。
金木犀を乾燥させて加えてます。
黄色がキレイですね。
さっぱりしたお茶でしたよ。
私もお茶を淹れさせていただきました。
本当は片手で注ぐのですが、蓋の突起が熱くって。
恐る恐る両手で淹れましたが、片手でサッと淹れるとカッコイイのです。
そして…
お楽しみの点心を。
オシャレ女子に人気で台湾の朝食に食べられるという鹹豆漿(シェントウジャン)と、シュウマイ。
これがどちらもめちゃくちゃ美味しくて。
鹹豆漿は初めて食べたのですが、うん、女子好きそう!
豆乳をお酢で固めるらしく、ホロホロとおぼろ豆腐のもっと柔らかい感じ。
シュウマイもピリッと辛くてジューシーです。
そして最後にはデザート。
チーズケーキの上に最近小絵子さんがハマっているという水切りヨーグルトと無農薬のブドウを乗せて。
酸味と甘味のバランスがちょうどいい。
一緒に花蓮蜜香紅茶もいただきました。
この紅茶、「ウンカ」という虫が噛んで甘味が出るそう。
紅茶は身体を温める効果があるので、これからの季節にはオススメです。
ほんの数時間でしたが、心からゆっくりできました。
美味しいお茶と点心、楽しいお喋りと優しい空間。
少人数なのでのんびりとお茶も頂けて素晴らしいひとときでした。
たまにはリフレッシュする時間も必要ですよね。
他の参加者の方から桜の時期はオススメと聞き、是非春にもお邪魔したいなぁと思っています。