学生の時以来、久しぶりにロンドンに行って来ました。何と言っても世界の大都市です。羽田から直行便が出て12時間35分、本当に近く便利になりました。故ダイアナ妃が来日されて青山のパレードを観に行ったのもよく覚えています。とても美しくてエレガントでブームが起こりました。
時が経っても東京のような高層ビルはなく、古い建物を保全して景観を変えないようにしているように感じました。
今回宿泊したホテルはロイヤルホースガーズホテル、テムズ川に近く地下鉄の駅も近いのでとても便利で素敵なホテルでした。バッキンガム宮殿の衛兵交代式を観ました。
ご存知の通り、エリザベス女王のロンドンの公邸および執務の場で、実際に使われている世界でも数少ない王宮の一つです。
有名な観光名所で世界中から多くの観光客が集まっていると聞いていたので式の始まる1時間20分前に行きました。宮殿の柵前にはすでに人が集まって来ていました。真っ赤な制服に黒の長い帽子を被った兵隊、金の制服のホーズガーズとやはりイギリスらしい光景にずっとカメラを構えていました。音楽隊の演奏もジャズやポップスなどでとても身近に感じました。これほどの人々がどこから集まって来ているのかと思うほどでした。写真を撮ってと頼まれたケンブリッジから来た若い女性と写真を一緒に記念写真を。
衛兵交代を観て英国の歴史と文化を感じました。
そしてミュージカルが大好きな私は日本で「オペラ座の怪人」のチケットを購入して憧れの本場のロンドン、 Her Majesty’s Theatreという劇場に行きました。
とても素敵な古い建物でここに怪人が住んでいるのではと思うようなムードがありました。日本でも観ましたがこのような雰囲気は本場だからこそ味わえました。
ちょうどいい大きさのホール、二階を見上げると何とも言えないレトロな雰囲気、照明の明るさも素敵でした。4階建てで1216人収容出来るのに満席でした。
お茶を飲めるホールも雰囲気があります。
このミュージカルはアンドリュー・ロイド・ウェーバーの作品で当時の妻のサラ・ブライトマンのために作ったそうです。1986年に公開されてから人気ナンバーワンのミュージカル。劇団四季や映画を見て大好きになり車の中でよく聴くアルバムの一つです。
19世紀のパリのオペラ座でクリスティーヌという若手歌手は父の遺言で「私が死んだらお前に音楽の天使をつかわすよ」という言葉を信じて祭壇で祈っていました。するといつのまにか姿は見えないが上の方から甘く優しい声がするようになります。その声に導かれ飛躍的に歌が上手になります。「Angel of music 」はずっと耳に残ります。
音楽の天使として慕って来た怪人の声は忘れられず、ささやきに導かれ地下の闇の世界に行ってしまいます。そこで怪人に会い仮面に隠された化け物のような醜い顔を見てショックを受けます。その容姿から愛されたことの無い怪人は彼女によって美しい心を持つようになります。恋人の青年ラウルとの間で揺れる女心.女性ならみんなクリスティーヌになって観てしまいます。
実際、怪人を演じる俳優ジェラニモ・ラウチの甘く素敵な歌声「The music of the night」にうっとりとしてしまいました。なんて甘くて切なくていい歌なのでしょう。
クリスティーヌを演じたハリエット・ジョーンズのおとぎ話のお姫様のような美しい容姿と歌声には本当に感動しました。2人ともオペラの素養があるので違うのでしょう。とにかくレベルが高くて素晴らしかったです。ミュージカルというよりオペラを観たような気持ちになりました。
衣装、音楽、照明、舞台美術総てが豪華なのです。是非本場ロンドンでミュージカル「The Phantom of the Opera」お勧めです。
人気のミュージカルのチケットは日本で購入してからおでかけされ方がいいと思います。
ニューヨークでもマンマ・ミーアを観てすごいと思いましたが、ロンドンもたくさんの劇場があって、舞台を気軽に楽しむ文化はとてもいいなと思いました。
学生時代に感じたロンドンは落ち着いた街という印象でしたが、今はもっとホットに感じました。
http://www.thephantomoftheopera.com/