地元で人気!リーズナブルな本格フレンチ
鴨川沿いを南北に走る川端通と二条通の交差点から、東に進むと、赤いシェードのレストランが見えてきます。ここが今回ご紹介する「ビストロ ヴェルジュ」。私自身、何度も自転車で前を通りながら、ランチタイムを外した時間だったため、気になりながら行けなかったお店です。最近、あるイベントで、偶然、このお店のオーナーシェフの奥様と知り合い、さっそく伺うことに。
ランチタイムが終わろうとする時間ながら、店内は、満席。ちょっと待ってテーブルに着き、メニューを拝見。そこには日替わりランチをはじめ、煮込みハンバーグ、京都ポークグリルなどアラウンド1000円で頂ける品々が並んでいます。
さて、このお店のオーナーシェフの小川潤さんは、ホテルのレストランで長年腕を磨いた方。ご実家は、3代続いたうどん店で、ご両親がお店を閉じられる時を機に、独立なさり、このお店を始められたそう。「もう20年以上前のことです…」と。誰もが気軽に味わえるフレンチにしたいという思いから親しみやすいメニューも多く、笑顔で対応なさる奥様に迎えられ、本格フレンチの味を楽しみに地元の人たちが通います。
まずは、日替わりランチをお願いします。サラダとパンかライスがセットされ760円。そこにスープ付けても1,135円。さらに100円プラスでデザートも頂けるというのですから、驚きです。目の前に運ばれた品々は、フレンチレストランらしい雰囲気を漂わせています。
この日のメインは、「鶏のグリルと京都ポークのブレゼ」。サイドには、グリルの野菜も添えられて、食べ応えも十分。じっくり煮込んだポークが、舌の上で溶けるよう。香ばしさが味わえるジューシーなチキンと2種類の料理が楽しめるのは、なんともうれしいこと。さらにサイドの野菜とサラダのフレッシュな野菜の美味しさも…。
「できるだけ自家農園の野菜を使っているんです」と。お店がお休みの日は、お二人で自家農園のある洛西の大原野で野菜づくりに励んで10年。今年は、そこから洛北の大原に場所を移し、また新たな挑戦をなさるとか。料理に使われる素材へのこだわりも、相当なものとお見受けします。
初めて訪れてから、その美味しさとリーズバブルな価格に味をしめ、通い始めることに…。
次は、エビフライとハンバーグ(865円サラダとライスセット)を頂きました。
牛肉とポークを使い、つなぎをできるだけ使わずに練ったハンバーグは、肉の旨味がストレートに伝わり、特製のデミグラスソースがいっそう味わいを豊かにしてくれます。こんがりと揚がったエビフライ、たっぷりタルタルソースで楽しみます。もちろんサイドには野菜も。
この日は、デザートもプラス。ゆず風味のパウンドケーキとバニラアイスなども一緒に。
もっと前から知っていたら…と思うお店で、友人たちにも勧めています。
最近は、「平安神宮」方面に出かけると、ちょっとゆっくりランチをしたいとき、足を延ばして訪れるお店になりました。三条京阪から、徒歩10分ほどでしょうか。帰りは、鴨川を渡り、河原町から寺町へ歩くのもおすすめ。京都の町歩きのランチにおすすめのレストランです。
ビストロ ヴェルジュ
京都市左京区二条川端東入る
☎075-771-2672
営業時間 ランチ12:00~14:30 ディナー18:00~22:00 水曜休み
小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」