頭皮ケアって大事だと分かっていても、面倒で続かないですよね。しかし、ヘアケアの達人、伊熊奈美さんによると、ラクに習慣化できる方法があるそうです。
伊熊奈美(いくま・なみ)/美容エディター・毛髪診断士
女性誌などで、美容、特に髪と頭皮に関する記事を多く担当。大人の女性のためのヘア情報サイト「HAIRISTA」を監修。髪にまつわるセミナーの講師としても活動中。
ポイントは、洗浄・保湿・血行促進
「頭皮ケアといっても、そんなに難しいことはなく、考え方はスキンケアの延長です。すべきことは3つ。『洗浄』『保湿』『血行をよくする』ことです。
洗浄は、髪だけでなく頭皮をしっかり洗うことと、すすぎをくまなくすること。頭皮は髪が密集しているのですすぎが不十分になりがちです。頭の四方八方からお湯をかけて、毛をめくりながらシャンプー剤を流すようにするのがおすすめです。
保湿は、頭皮に対してとなると忘れがちです。私は出産後、驚くほど髪が抜けたので簡単にできる育毛法はないかと試行錯誤し、洗い過ぎになっていないか見直したり、頭皮と髪の両方を潤わせるトリートメントに変えたりしたところ、とたんに状態がよくなりました。保湿の力に驚いたのを覚えています。
そして血行。血行をよくするには、頭皮マッサージで頭部の筋肉を動かすことです。頭には側頭筋、前頭筋、後頭筋があり、これらを動かすと、頭頂部の腱膜まで血液が行き渡ります。指の腹で頭皮をギュッと押して、離す瞬間に血液が流れるので、その動きだけでもおすすめです」
過剰な皮脂は頭皮トラブルの一因に
「頭皮の皮脂は、顔の2倍あると言われています。更年期を迎えると女性ホルモンが減り、逆に男性ホルモンの比率が高まることで、頭皮の皮脂はより多く出るようになるんです。とくに頭皮のTゾーン周辺は、しっかり皮脂を落とすことが重要です」
頭皮のTゾーンとは、生え際と頭頂部のあたり。
「このあたりを指の腹で軽〜くつまみながらリズミカルに指先の位置を動かし、皮脂を毛穴から出すイメージで洗うのがおすすめです。皮脂はニオイの原因になるのと当時に、頭皮環境を悪化させて薄毛の原因になるので、しっかり取り除くことが大事です」
これならシャンプーのついでにできそうですね。
「お風呂上がりにはスキンケアをしたり髪を乾かしたり、することがたくさんありますから、さらに頭皮ケアをプラスするのは難易度が高い!『お風呂の中(インバス)』で完結できる頭皮ケアを選ぶのが続けるコツなのです」
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そんな伊熊さんが今回ご紹介するのは、花王のイネス。
「イネスは、インバスで頭皮ケアができ、いつも使っているシャンプーやトリートメントに置き換えるだけなので、本当に簡単です。私は週に2回、シャンプーをジェントル スクラブ クレンズにかえてディープクレンジングし、トリートメントとしてタラソ スパ クリームを使って頭皮マッサージを続けています。イネスで頭皮ケアをした日は、頭に風が通るような気持ちよさ!
美しい頭皮のために、インバス頭皮ケア、始めてみたくなりましたね。
イネス ジェントル スクラブ クレンズ(マッサージ シャンプー)400g
頭皮のべたつきや毛穴の汚れをスッキリしたいときに。ブルターニュ産海塩を含む海塩スクラブ*が頭皮で優しく溶け、古い角質や毛穴まわりの老廃物を取り去り、クリーンな頭皮に。クリーミーな泡が髪の絡まりも防ぎます。
*ブルターニュ産海塩・コーンスターチ・セルロース・フルオロケイ酸(Mg/K)・(マレイン酸/ビニルアルコール)コポリマーNa(洗浄助剤)
イネス タラソ スパ クリーム(マッサージ トリートメント)230g
乾燥などによる頭皮のこわばりをほぐしたいときに。クレイ(泥)美容成分*配合。やわらかくなめらかな指通りで、こわばった頭皮がときほぐされてやわらかに。
*ガッスールクレイ・海藻エキス・グリセリン(保湿成分)
マンガ家・一条ゆかりさんがキャラクターの「髪」に託した思いとは?
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撮影/山田英博 ヘアメイク/木村三喜 取材・文/島田ゆかり 撮影協力/UTUWA