おうちで楽しむ、京の味と物
全国的に緊急自粛宣言が解除されましたが、都道府県をまたぐ移動はまだ自粛が求められていますね。
「京都旅にはまだしばらく行けない!」と、がっかりなさっている京都好きのみなさんに、おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介しています。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できる品々です。
第9回
京の植物模様の晴雨兼用傘 「 椿ラボ京都」
緊急事態宣言が解除され、外出が緩和された日本。気づけば、桜の頃から、初夏の陽光が注ぐ時期に移り変わっていました。おうち時間が長かった暮らしのためか、いっそう外の陽射しが、まぶしく、また強く感じられます。
今年、特に注意したいのは、熱中症や日焼けによる肌の炎症だとか…。夏のマスク着用は、今まで経験したことがなく、マスクの紐のラインが顔に残ったらどうしよう…と、サンブロックローションなどでしっかりプロテクトしないと…でも、暑い…。
そこでやはり外出に欠かせないのは、日傘です。
今回ご紹介するのは、京都、三条烏丸エリアの古い洋館ビルにショップがある「椿ラボ京都」の品。店内は、花柄のファブリックで作られたブラウス、スカート、スカーフ、エプロン、トートバッグ、ポーチ、クッションなど、さまざまなアイテムが並び、まるでアートギャラリーのような楽しさが…。
ここの花柄のファブリックは、イラストレーターやグラフィックデザイナーの経験をもつkohaさんが描いたオリジナル。「鶏頭と野ぶどう」「野あざみ」などと名づけられた模様は、京都のさまざまな植物をテーマに、西洋の様式美を取り入れた独特の世界を展開しています。まさに洗練された大人の花柄です。
生地の美しい色は、京都の染色工場で熟練の職人さんにより捺染されたもの。京都の伝統のものづくりの優れた技が光ります。
さて、日傘というと、紫外線カットという機能性を重視し、黒やシルバーなどを最近の人気だそうですが、今年のように、気分が沈みがちのときは、ウキウキと心弾むような模様や色彩の日傘が欲しくなります。
日傘に用いられるファブリックは、ほかのファッションアイテムと同じ柄であっても、表面に、UVカット加工もしっかり。もちろん防撥水加工も施されているので、突然の雨にも対応できます。傘への加工は、京都の傘職人さんが、1本1本丁寧に仕上げたもので、天然木材による持ち手にも上質感が漂い、持った時のしっかりとした感覚に、その仕事の確かさを実感…。
価格は、長傘、折りたたみ傘共に2万円~と、傘としては高めですが、ほかにはないファブリックのデザインと京の職人さんたちの熟練した技からすると、1本は欲しくなってしまいます。
晴雨兼用傘ということは、曇りの日以外、ほとんど毎日のように外出に持っていくことになる夏。今年の外出は、いつもとは違った感じ…出かけることのうれしさがいっそう。お気に入りの花といっしょなら、楽しさもさらにアップするかもしれません。
同じ花柄のトートバッグやワンピースなどもあり、トータルなオシャレも可能です。
「椿ラボ京都」のオンラインショップには、さまざまな花柄の品々が揃います。
今年の夏のお出かけを、心弾むものにしてくれる品々です。
椿ラボ京都
京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町79文椿ビルヂング1階
☎075-231-5858
営業時間:11:00~20:00 火曜休み
小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」