用事を足すために出かけた先で、通った道から見えた色づいた山が綺麗に広がっており、曇天~雨でしたが、そんな空の下でも美しい山々に惹かれ、そのまま登ってお手洗いがある駐車場まで。
雨に濡れた木々も綺麗。
2日後、見頃の紅葉を逃すまいと、湯沢市皆瀬 (ゆざわし みなせ) にある、小安峡 (おやすきょう) へ。
先日行った湯沢市川原毛地獄、大湯滝から東へ35分、高速道路湯沢インターからなら40分ほどで、小安峡に到着します。
この日も曇り空で、到着したときの気温は6度か7度ぐらい、寒かったけれど、目の前に広がる色鮮やかな景色に寒さも忘れます。
思わず「おぉっ!」と声が漏れるほどの素晴らしさ。
どこまでも続く耽美な景色に、日々忙しくしている現在を忘れた瞬間でした。
橋の上から下をのぞきこむと……
緑と、赤や黄色の木々の間をもくもくと立ち上る小安峡大噴湯 (おやすきょうだいふんとう) の湯気、ずっと下の遊歩道を散策する人たち、見ていると吸い込まれそうになります。
遊歩道まで、800メートル下へ降りると、橋の上から見た景色の中へ行けるので、さっそく降りてみました。
急勾配なので、折り返し階段になっていて、折り返しの途中にベンチがあります。休みながらどうぞ、ということですね。お心遣いが嬉しい。降りて行くと硫黄の香りがだんだん強くなってきます。
下に着くと、そこはもう別世界のようで、まるで彼の岸と此の岸の間にいるかのような錯覚に陥りました。
エメラルドに輝く温泉水、遊歩道をどんどん進むと、まわりは湯気でいっぱい。
岩壁からは、シューッ、ゴーッという大きな音と共に温泉が流れ出て、硫黄の香りと、温かさも感じられます。
そのとき周りには誰ひとりもいなかったので、よりいっそう幻想的で、しばらく香りと温もりと美しい景色に囲まれ、ゆったりとした気分にさせてもらいました。
戻りは階段を昇らなければいけないので、気合いを入れて、息を切らして、上に着いたときには少し汗ばんでいました。
いい運動と、気分もリフレッシュ。
秋田から初の総理大臣が誕生、湯沢市出身ということで、道々にのぼり旗がたくさん立っていました。
湯沢市にはまだまだたくさん見どころが、行きたいところがあります。
早くいろいろおでかけしたい!