おうちで楽しむ、京の味と物
京都も緊急事態宣言が続いており、感染再拡大も懸念されていますね。おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介しています。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できます。
第39回
美味しくておしゃれなミニサイズのバタークリームのロール
「菓子屋 little CHIMO」
薄手のスポンジケーキとクリームが、渦巻になっている直径5センチほどの小さなロールケーキに出会いました。
友人の手土産だったこのケーキ…ピンク色の「ベリー」というケーキを口に入れると、イチゴの風味のクリームが口に広がり、イチゴのツブツブの食感もあり、思わずその美味しさにうっとり。小さいので、もうひとつ…食べたくなります。
さて、このケーキは、京都の北西エリア「大徳寺」にほど近い大宮通と鞍馬口通のそばにある「菓子屋 little CHIMO」の品。4年前、ご自宅のガレージ部分を改装し、お店を始めたという塩野真来子さん。ブルーの壁と白いドアがなんとも可愛らしいお店です。
店内のガラスのケーキケースの周りには、焼き菓子なども種類豊富に並んでいます。
以前は、衣笠で喫茶店をなさっていたそう。
昔からお菓子作りが大好きで、お店を始めるにあたり「他にはないものを…ということで作ったのが、このバタークリームのロールケーキなんです」と塩野さん。
ところで私の子供の頃、バースデーケーキと言えば、バラの形のデコレーションがのったバタークリームのもの。そのころは、硬く、ちょっと重い感じのバタークリームがあまり好きではありませんでした。ですから、はじめバタークリームのケーキと聞いて、正直、少し躊躇しました。
でも、友人の手土産だったここの小さなロールケーキを口にしたら、今まで抱いていたバタークリームのケーキのイメージがガラガラと崩れ、その美味しさに引き込まれてしまったのです。
「従来のバタークリームは、常温でも解けにくいようになっているんですが、私が作るのは、国産のバターを多めに使っているので、食べる前に冷蔵庫から出して、少し柔らかくなった頃が風味も豊かになって美味しいんですよ」と。
ロールケーキは、1個200円くらいで価格もお手頃。さっそく東京の友人に送ることに…。
「どの箱になさいますか?」と塩野さんが店内に飾られているカラフルな箱を見せてくれました。
洒落たイラストのプリントが施されたしっかりとした箱。
実は、このデザインは、塩野さんがパソコンで描きプリントしたものと聞きビックリ。
「自分の思うようなイメージの箱が欲しくて、イラスト部分は自分で作って、箱だけ専門業者にお願いしました。ケーキを食べた後も使っていただけると嬉しいですね」と。
とても洒落た箱なので、もちろん捨てることなどできません。いろいろなものを入れて、ずっと使いたくなります。
いろいろな味6種類を選び、箱に入れてもらいます。
お店で注文する場合は、クール便代と箱代(1つ300円)は別途かかります。
他の焼き菓子なども贈り物にピッタリ。
お店には、地元の人がよく買いに来るというフルーツたっぷりのケーキやプリンなどもあり、京都に来たら、ぜひ味わってはいかがでしょ。
さて、このロールケーキはオンラインショップでも購入が可能。クール便で全国に配送されます。素敵な箱入りの5個、10個入りなどが…。
おうち時間のくつろぎのひとときに…心和む愛らしい小さなロールケーキのご紹介でした。
「菓子屋 little CHIMO」
京都市上京区若宮堅町78-5
☎075-204-6682
営業時間10:00~18:00
日曜休み
ホームページからオンラインショップへどうぞ~
小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」