おうちで楽しむ、京の味と物
おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介しています。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できます。
第48回
老舗蕎麦店「本家尾張屋」の菓子処
おうち時間が多い今…自宅でのお茶タイムにおすすめなのが、「本家尾張屋」の「蕎麦ぼうる」
サクサクとした食感、ほんのり広がる甘み…なんとも軽やかな味わいが、日本茶、紅茶、コーヒーなどに絶妙にマッチして、お茶の時間には欠かせない一品になってしまいました。
なぜか小さな丸い形のが好きな私です。
御池通と烏丸通の交差点近くにある「本家尾張屋」。
江戸時代創業の老舗蕎麦処として長年にわたり、多くの人に愛されています。歴史を刻んだ建物に隣接し、北側に昨年できた「菓子処」。モダンで洗練された雰囲気が漂うお店です。
そこで出会ったのが、「蕎麦ぼうる」。
もちろん以前からある品ですが、久しぶりに求めたところ、その美味しさにすっかり魅了されてしまいました。いろいろな蕎麦店で作られる「そばぼうろ」ですが、ここの軽やかな味わいは秀逸。
口に含むだけで、溶けてしまいそう…これならご高齢の方への贈り物にもふさわしいのでは? まるでクッキーのようですが、バターを使っていないので、カロリーも少な目です。
「本家尾張屋」の蕎麦菓子は、茶席にも使われる上品な趣を湛えています。
江戸末期に13代当主が考案したという「そば餅」は、小豆餡の甘さと蕎麦粉を含んだ皮の美味しさが、長い歳月を経ても愛される理由。
定番のファンを持つという「蕎麦板」は、蕎麦打ちの手法で生地を薄く伸ばし、短冊状にしっかりと焼いた香ばしさが魅力。オリジナルの黒ごまに加え、宇治の抹茶やピーナッツを入れたものなど3種類の味わいが楽しめます。
いずれも上品な包装で、贈り物としてふさわしい姿です。
日本茶に…と思われがちな蕎麦菓子ですが、コーヒーにとても合うのです。
きっとそういう声が多いのでしょう、コーヒーとそば餅をセットしたものも登場。おうち時間を過ごす知人への京都からの贈り物にしたくなる品です。
オンラインショップでは、今回ご紹介した蕎麦菓子のほか、おうちで「本家尾張屋」の蕎麦が味わえるセットなども揃っています。京都が恋しい~という方におすすめ。
京都の味をぜひお楽しみください。
「本家尾張屋 菓子処」
京都市中京区車屋町通二条下ル
☎075-231-3346
営業時間 11:00~16:00
週末の金曜、土曜、日曜に営業
(月~木曜の平日はお休み)
*「蕎麦ぼうる」は、「本家尾張屋」の商品名です。
京都の文化・観光を伝えるブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」