群馬県桐生市に鎮座する、関東五大天神の1つで見事な彫刻が施された近世桐生を代表する神社「桐生天満宮」。
現在の桐生市のメインストリートである「本町通り」の起点として、「桐生新町」の町立て以来、桐生を見守ってきた神社です。「本町通り」周辺の町が作られたのは、今から400年以上前。徳川家康の命令によって町立てが行われました。
江戸時代後期から昭和初期までの建物が歴史的な環境を今に伝えている事から、2012年(平成24年)関東で5番目となる重要伝統的建造物群保存地区(重伝建エリア)に選定されています。
わたしが参拝に訪れたのは平日の17時ちょっと前なのでとても静かでしたが、初詣、七五三や成人式などで、多くの参拝客で賑わうという天満宮。
神門(桐生門)と拝殿。
ここから先は撮影禁止ゾーンなので残念ながら写真はありません。
心静かに参拝。
本殿・幣殿の外壁の前面に極彩色の精巧・華麗な彫刻が施されていて、参拝の際には是非、裏手にも回ってみるのがポイントです。
因みに、内部にも彫刻とともに壁画も描かれていて、北関東特有の近世社寺建築の特徴を良く伝えていて、群馬県指定の重要文化財です。
織都桐生(しょくときりゅう)ならではの「機神(はたがみ)神社」も。
骨董好きな人にオススメなのは、桐生天満宮境内で毎月第1土曜日に開催される「天満宮古民具骨董市」。東京東郷神社、川越骨董市と並んぶ関東三大骨董市の1つです。
着物や繊維製品など、時代や洋の東西を問わない幅広い品揃えも多くの人を惹き付ける魅力だとか。また、いつか訪れたいです。
御朱印は参道途中にある宮司宅でいただけます。
現在、御朱印は年間を通して「書き置き」のみ。
梅と牛の印が可愛い。
「織物参考館 ”紫(ゆかり)”」のミュージアムショップで購入した桐生織(きりゅうおり)の帯で作られたコースターと一緒にパチリ。