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40代を過ぎると2人に1人が尿もれを経験するといいます。とくに、これからの寒い季節は尿もれ“ハイシーズン”なのだとか。日本泌尿器科学会専門医の関口由紀先生による「冬の尿もれ対策」について、2回連載でお届けします。
関口由紀先生
女性医療クリニックLUNAグループ理事長。医学博士。日本泌尿器科学会専門医。人生100年時代の日本の中高年女性の骨盤底・血管・骨・筋肉の総合的な維持管理を提唱し、生涯にわたるヘルスケアを実践。閉経前の女性対象のクリニックと、閉経後の女性を対象にするクリニックを主宰。https://www.luna-clinic.jp/
■まずは尿もれについておさらい
骨盤底は、骨盤底筋群、じん帯、筋膜、皮下組織などでできたプレート臓器で、排泄と内臓の指示をつかさどっています。
尿もれとは、加齢や出産により骨盤底筋がゆるんだり、骨盤底のじん帯が傷ついたり、尿道の“パッキン”がしっかり閉まらないことにより起こります。腹圧性失禁、過活動膀胱、混合性尿失禁などの種類があり、一節には骨盤底の傷ついている場所によって症状が異なるとも言われています。
「骨盤底の手前が傷んでいると腹圧性尿失禁、つまりくしゃみをしたり重いものを持った時に“ちょいもれ”してしまう。後ろ側が傷んでいると過活動膀胱、もっと後ろが傷んでいると骨盤臓器脱になるという説もありますが、はっきりとはしていません。ただ、出産経験のある人は100%、骨盤底が傷ついていますので尿もれのリスクは高くなります」(関口先生)
さらに、骨盤底筋群は筋肉なので、40代を過ぎて全身の筋肉量が減ってくると尿もれリスクも高くなるそうです。つまり、誰でも尿もれを起こす可能性はあるということです。
■秋から冬が「尿もれ」ハイシーズンになるワケは?
関口先生のクリニックでは、これからの季節、尿もれに悩む患者さんが増えるのだそう。なぜ、寒くなると尿もれを起こしやすくなるのでしょうか。
「ひとつは、気温差による自律神経の乱れです。膀胱に尿がたまると脳に『たまったよ』と信号が送られ、排尿の指令が出て尿意を感じるのですが、自律神経が乱れるとこの回路も乱れてしまい、膀胱が異常収縮を起こしたりします。もうひとつは汗をかかなくなり、夏よりも尿量が増えることがあります」
ただでさえパッキンがゆるみがちなOurAge世代は、膀胱が誤作動を起こしたり負担をかけられたりするだけで、ちょいもれをしてしまう、ということです。
「対策としては、まず体を冷やさない事。首、手首、足首、腰回りはとくに冷やさないようにしましょう。そして冷たいものやカフェイン、アルコールも控えめに。カフェインは膀胱を刺激するので、過活動膀胱の引き金になりかねません。タバコや過食も控え、筋肉量を増やすためには運動も欠かせません。つまり、生活習慣病予防は、そのまま尿もれ対策にもなるということです」
もちろん、骨盤底筋トレーニングが最も重要なケア。腟と肛門をキュッとしめてグッと引き上げる運動はどこでもできるのでぜひ習慣にしてほしい、と関口先生からのアドバイスです。
■尿もれはメンタルにも大きく影響
もうひとつ、気をつけたいのは「尿もれとうつの関係」です。
「尿もれ経験がある人とうつ病の発症率は密接に関連しています。尿もれによりうつになるのか、うつだから尿もれを起こしやすいのかははっきりしていませんが、尿もれがメンタルに影響するのは間違いありません。頻尿が気になると出かけるのを控える人もいるでしょうし、尿もれによるニオイが気になって人に会いたくないという人もいます。しかし、OurAge世代は2人に1人は尿もれを経験する世代ですから、我慢するよりも快適に過ごすことを選びましょう。最近は優秀な専用ケア用品が増えてきました。出かけるときに使うなど、メリハリをつけて活用することをおすすめします」
アクティブなOurAge世代。便利なアイテムを積極的に活用すれば、QOLも格段に上がります。毎日快適に、楽しく過ごしましょう。
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撮影/藤澤由加 取材・文/島田ゆかり