こんにちは。かりぃです。
久しぶりに帰省した東京から、今月は東京でも屈指の人気マルシェ『青山ファーマーズマーケット(Farmers Market @UNU)』をご紹介。「いい生活は、いい食事から」をテーマに毎週土日、国際連合大学前広場にて開催されるこのマルシェには、全国から魅力的な農家さんが集い、見るからに新鮮な色とりどりの野菜や果物が並びます。そこにお花や雑貨、加工品などがさらなる彩りをそえ、周りのフードトラックからは食欲をそそる香りが漂って、最高に楽しい空間になっています。農薬不使用など、カラダにやさしい商品がお手頃価格で揃っているのもありがたい。
渋谷駅と表参道駅の間という便利な立地。この週末も楽しそうに買い物をするたくさんのお客様で賑わっていました。
実は、このマルシェには毎週私の母も出店しています。私の沖縄移住が縁で「モリンガ」というスーパーフードに出会い、その素晴らしさに感銘を受けた母が起業したのが、なんと66歳の時!! (それを思うと、OurAge仲間の皆様、私たちこれから何でもできちゃうと思いませんか?)私も母の熱意に押され、創業当時から二人三脚でやってきて、今月9周年を迎えました。
店名はその名も『モリンガ&モリンガ』!! 沖縄で育てた有機モリンガを使ったお茶やパウダーなどを販売しています。75歳になった母は今でもチャキチャキ。「私の元気の半分はモリンガのおかげ、半分は皆さんとの出会いのおかげ」と言って、お客様や出店仲間との出会いを楽しんでいます。青山ファーマーズマーケットでパワー溢れる元気おばちゃんを見かけたら、きっとうちの母です。
『こめやかた』さんは、今回とても楽しみにしていたお店のひとつ。山形から、毎年この時期に最高に美味しいお餅を運んできてくださいます。「無添加・手つき・杵つき」しかも作り手さんの直売だなんて、なんとも贅沢すぎるではありませんか。こんな贅沢お餅は東京でも珍しく、ましてや沖縄では絶対に入手できないのでお正月用にまとめ買い。
「男餅」は、男たちが力強く杵を振るう姿を表した四角い形。「女餅」は、女たちが丸め振る舞う、にぎやかで花のある姿を表したまぁるい形。かつて祖父母が家でもち米をふかし、餅をついて振る舞ってくれた姿を懐かしく思い出し、とても有難い気持ちになりました。これで2023年も幸せなスタートがきれそうです。
大好きな八百屋『Bugrass Farmers』さん。農薬や化学肥料不使用はもちろん、自然栽培や在来種のお野菜もたくさん。今日も新鮮で立派な白菜やキャベツ、ブロッコリー、クレソン、ケール、かぶ、さつまいも、などなどバラエティに富んだイキイキ野菜たちが輝いていました。そして何よりスタッフの皆さんのとびっきり笑顔! いつもとっても明るくて笑いが絶えない楽しい八百屋さんです。安心安全なホンモノ野菜で体が元気に、スタッフの皆さんの笑顔で心が元気になること間違いなし!
マルシェを一層華やかにしてくれているのが、色とりどりのお花をセンスよく取りそろえている『花屋誠一朗』さん。どのお花もとても新鮮で、花びらの先までピンと誇らしげに咲いています。母は毎週、こちらのお店でお花を購入して自宅に飾っています。お花があると家の中の空間がぐっと立体的になって華やぐので、気分もあがりますよね。潤いのある暮らしにお花は欠かせません。
ランチは以前から気になっていたフードトラック『フロリダ亭』のスリランカバナナリーフカレー。バナナの葉で包まれた、香り高いバスマティ米とスパイスのしっかり効いたチキンや豆のカレー。パパド(豆粉でできた薄焼きせんべい)が添えてあるのも嬉しい。葉を開いた瞬間、スパイスの世界にトリップ。ピリリとした辛味もしっかりありながら、奥深い味わい。かなりレベルの高いカレーでびっくり。はぁ、幸せ。池袋にレストランもあるそうなので、お近くの方は是非!
可愛いヤギのナッシーがお出迎えしてくれる『山羊さんの贈り物』。こちらのパンはご夫婦のマニアックすぎるほどのこだわりから生まれます。自家栽培の小麦をパンを焼く寸前に必要な分だけ製粉。自家製天然酵母とワイン酵母を使い2-3日かけて低温発酵。さらに溶岩を切り出して手作りした溶岩窯で焼き上げるというから、もはや商品ではなく “作品” です。 当然、パンは大人気で、お話を伺っている間にもみるみる売れていきあっという間に完売寸前。他にも、こだわりのミルクやチーズ、ケーキなどが並んでいます。
世界でも珍しい山羊ミルクの青かびチーズ(左)3ヶ月以上熟成された、旨み豊かな本格青カビチーズ。自家牧場のヤギの手しぼりミルクを醗酵させたうえ、凝固剤は使わずにレンネットという小山羊の胃袋の中に出るミルクを固める酵素で凝固させているという徹底ぶり。
ベイクドチーズケーキ(右)あまりの可愛さに一目惚れ。「ワインに合うチーズケーキ」をテーマに甘すぎず風味豊かな仕上げになっていて、デザートというより前菜としていただくのがお勧めです。
『東京スパイスハウス』さんは、厳選された質の高いスパイスがずらり。中でも私が大好きなのは、フレッシュな緑が美しい「生こしょう」。以前、カンボジアで食べた生胡椒と魚介の炒め物の美味しさが忘れられず、東京スパイスハウスさんで生胡椒を見つけた時には大感激!! カンボジアの味を思い出しつつ、自宅で再現して美味しくいただきました。
単品のスパイスのみならず、いろいろな種類の使いやすそうなスパイスミックスも並んでいます。今回、絶対美味しい! とピンときたのは、「パンチフォロン」というバングラディシュの5種類スパイスミックス。お話を伺ったところ、カレーはもちろん、肉魚料理にも、そしてパスタに使っても絶品とのことで使うのが楽しみ。沖縄に戻ったらすぐに試してみます!
その他、ご紹介したいお店はいくらでもあるのですが今日はこのへんで。
心をこめて野菜や果物を育てている農家さんや、無添加・手作りにこだわった商品の作り手さんと直にお喋りできるのがマルシェの魅力。お話を伺うと皆さんの「体に良いもの、本当に美味しいものを提供したい」という本気度がものすごい迫力で、感動してついつい購入してしまいます。
週末にはお散歩がてら、ぜひマルシェを覗いてみてください。きっと自分好みのピンとくる何かに出会えるはず♪