第53回
カフェレストラン「シュイロ」
京都好きが毎回足を運ぶと言われる京都の文化芸術エリア東山岡崎。
今年4月に素敵なカフェレストランがオープンしました。
その名は「シュイロ」。「平安神宮」の鳥居にちなんだとか。
朱色の大鳥居から50mほど、神宮道沿いに登場したお洒落な雰囲気のお店で、このエリアを訪れる人にとって、魅力的な要素に満ちています。
オープンは、朝8:00から夜21:00(レストラン20:00LO)で、アイドリングタイムなしで営業。つまりいつ行っても食事ができ、自分のペースで観光をする人にとって嬉しいこと。
周辺のホテルやゲストハウスに宿泊する場合、女性ひとりでも、気軽に夜に出かけられます。
もちろん、このお店の魅力は、その食のレベルの高さに…。
オーナーは、京都の北の里山、美山で養鶏をなさっている会社で、良質の水と空気…独自に作られた自然素材の餌を広々した環境で与えられ、健やかに育った鶏が生んだ平飼い卵が、ここの料理に使われているのです。
栄養豊かで、深い味わいの卵は、「うちゅうの夜明け」というブランド卵。
「さすが味が濃い!」と実感できる卵です。
鶏と人間にとって安全なものを…その思いに共感したレストラン「sio」オーナーシェフの鳥羽周作さん、そして料理研究家 大原千鶴さんが、それぞれ腕をふるった料理を提案。
それらが味わえ、楽しみが…。
テイクアウトのメニューも豊富なので、琵琶湖疏水を眺めながらのランチやホテルに持ち帰っていただくことも…。
美術館帰りの人たちなど、大人の姿が多く見られるのも、この店がゆったりとした雰囲気で過ごしやすいからでしょう。
広い店内には、今の暮らしをおしゃれに楽しくするアイテムも種類豊富に並んでいます。
それはお土産ものではなく、京都の人も求める品で、スタイリッシュで、長く使いたくなる物ばかり。
「京セラ美術館」「京都国立近代美術館」「みやこめっせ」「ロームシアター京都」をはじめ、「平安神宮」「南禅寺」「無鄰菴」など、見どころが多いエリアに登場したカフェレストランは、このエリアによく行く私には、新たな楽しみになりました。
和食、洋食、サンドウィッチやスイーツまで、さまざまな味わいが揃うため、子供から高齢者まで、幅広い年齢層のニーズに応えて、笑顔で過ごす家族連れも…。
だれと行っても、楽しめる料理のバラエティーの豊かさ。
さらに、見逃せないのが、卵がふんだんに使われたマヨネーズやタルタルソースなどの調味料。フライの味をアップさせる味わいです。
そして、私のお気に入りが、10種類の旬の京野菜のジュース。
野菜ジュースがあまり得意でない私でも、「これは美味しい!」と思わず。
自然な野菜の甘さがなんとも爽やかで、疲れを癒す夏の旅におすすめのジュースです。
さぁ、「次は、何を食べようかな?」
この店の登場で、岡崎エリアに行くのが、いっそう楽しみになっています。
eat & craft「シュイロ」
京都市東山区定法寺町368-1
☎075-585-4481
営業時間 レストラン8:00~20:00LO ショップ11:00~21:00
月曜休み(祝日の場合は、火曜休み)
京都の文化・観光を伝えるブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」