水無月の鎌倉へお出かけ。
鎌倉の寺社を彩る紫陽花は、初夏の風物詩。梅雨入りし紫陽花も見頃を迎え、街がひときわ賑わいを見せる季節の到来です。
この日は楽しみにしていた「鎌倉 北じま」さんへ。
鎌倉駅の喧騒を離れ徒歩15分。
2021年5月に開店した日本料理店。
安国論寺近くの住宅街に静かに佇む古民家を改装した日本料理のお店です。道すがら野生の蛍にも出会えるところ。鶯のさえずりを楽しみながらお店に到着すると、アプローチでは満開の紫陽花がお出迎え。
昨年に続き今年も茅の輪がたっていました。こちらをくぐりぬけて店内へ。
カウンター8席と個室がひとつ。
大将の北嶋靖憲氏は京都の和久傳出身。
16年研鑽を積み、最後に和久傳が手がける「丹」の料理長を経て独立。故郷の鎌倉で地産地消にこだわり、神経〆のプロフェッショナル長谷川大樹氏の魚介や地野菜を使った鎌倉ならではの野趣あふれるお料理をいただけるところ。
開店当時から通わせていただいている大好きなお店ですが、お料理は伺う度に進化され、これからどうなっていくのだろう? と見届けたくなる素敵なお店です。
一皿目。かますの飯蒸し。
この日のお料理達。葉山牛も。
シンプルながらも奥行きのあるお料理は、唸る美味しさ。
大将が大切にされているのは「紡ぐ」ということ。生産者さんの想いを一皿の料理に集約し、それをお客様に届けること。そのためには「神奈川には北じまがある」と言われるようになることだと仰る姿に、こちらまで胸が熱くなりました。
最後にはクチナシの花を愛でながら
お抹茶と共に美しい甘味をいただきました。
この日も大満足!
ずっと通いたくなる鎌倉の名店ここにあり、、、です。ごちそうさまでした。