少し秋を感じさせる装いで、仕事の合間に海でリラックス。広島・鞆の浦、葉山に行ってきました

小林一美

「Le pivot（ル・ピボット）」デザイナー。
20代よりデザイナーとして活躍し、12年に表参道の裏通りに、自身のブランド「ル・ピボット」のオフィス兼ショップを構える。素材への思い入れが深く、着心地のよさでファンになる大人が後を絶たない。料理や器など、暮らしまわりへの造詣も深い。若い頃から、出張を含めて旅が多い。

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9月も後半になりましたが、毎日暑いですね。
終わらない夏日、いかがお過ごしでしょうか？

私はファッションの仕事をしているので、お盆明けは秋物を着るようにしていたことも、以前はありましたが、それは、若かりし頃のこと。

無理するのにも体力がいるんだなと思う近頃は、色目に少し気を遣うくらいで、体感温度をあげるようなことはしません。できません。
暦の上では秋ですが、今年は秋の夏バテもありえるくらいの暑さのせいもあり、決して無理はしなくなりました。

まだまだ日傘は使っています。荷物も軽めに、BAGGUのエコバッグ。
お洋服はLe pivot、日傘はボンボンストア、毎日使っているボディバッグはアニヤハインドマーチ、スニーカーはステラマッカートニー。
この時期、涼しいけどシックな色目の、黒のノースリーブは大活躍しています。

暑い暑いと言ってはいましたが、やっぱり夏を楽しむのに、海を近くに感じたい・・・という気分になった夏のある日、

広島県福山市の海沿いにある鞆の浦（とものうら）のお宿で1泊しました。

丁度福山へ出張の機会があったので、早めに仕事を終わらせて、海沿いの温泉宿でゆっくり時間を持つことが出来ました。

窓からの景色。心がスーッとしました。

洗練された都会のホテルも良いものですが、目の前の景色がゆったり感じられ、今回のお宿の心地よさは格別でした。

夕方に着いて、メールなどの一仕事を終え、温泉に入って一休みしてからお夕飯。

一人なのに、会席料理・・・たまには、ま、いっか。・・・と選んだお食事付の宿泊プランです。

翌日は朝から仕事だったので、15、6時間の滞在時間なのですが、一人気ままな時空間で、とてもゆったり過ごせました。
泊まったお宿はこちらです。

鷗風亭

福山には何度も行ったことがあるのですが、今までこんな機会はなく、全く知らなったのですが、鞆の浦は、「崖の上のポニョ」の舞台とされる港町で、波止場があったり町並みも情緒があるので、散策も楽しそうです。
今度はさらにゆっくりコースを組みたいものです。

そして、別の真夏日、海つながりで葉山に行きました。

お仕事つながりの友人とその家族に会いに・・・。

右は同行したLe pivotプレスの金井さん。

逗子駅からバスに乗って、近くのバス停から少し歩くと海が広がります。

葉山には何年振りかがわからないくらい久しぶりで、そもそも湘南や鎌倉に行くことはあっても、海には行っていなかったので、海の家が随分とおしゃれになっていることに驚きました！
私は昭和のイメージのままで、海の家といえば、イカ焼きと焼きそばがメインのイメージでしたが、今は色々なお料理を作られているようで、選ぶ楽しみもあり、そして美味しかったです。

手前の海の家が、今回立ち寄ったところで、お隣には、従来のイカ焼きと焼きそばイメージの海の家がありました。

左がお食事した海の家の看板で、右の写真が店内なのですが、とても広かったです。
私は、旅をしても、あちこち沢山行きたい方ではないので、今回も海の家のみでずっとまったりしていました。

何も考えず、何もしないで海を見ているとか、とても贅沢な時間だなと思うのです。
色々な名所をまわるのも良いですが、ただボーッとしに葉山まで行くというのは、とても新鮮でした。
この辺りに住んだら、毎週ボーッとできるのかなぁ・・・などと考え始めたのですが、結構家でもボーッとしてるなと思い、一瞬浮かんだ引越の２文字は、すぐに消えていきました。

相変わらずの都内や近郊hotel stayもしています。
今年の夏は、近場でリゾート気分を味わおうと、舞浜にあるシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルを予約しました。海の次はプールでボーッとしようと思っていたのですが、残念ながら屋外プールはクローズしていた時期で、下調べの甘さが露呈した展開となりました。でも、ロケーション自体が、休日感満載だったので、新鮮な気持ちで過ごせました。
左がロビー近くの写真で、右は、ガーデンプールに隣接した洞窟風のスペースです。