こんにちはyukikoです。
前回のブログに続き、今回はイタリア中部トスカーナの美景を少しお届けしたいと思います。
「トスカーナの宝石」ともいわれている世界遺産の町『ピエンツァ』は、トスカーナの古都シエナからバスにゆられて1時間。果てしなく広がる美しい田園風景の中にぽつんとある人口2100人ほどの小さな町。15分あれば町を一周できます。
1996年「ピエンツァ市街の歴史地区」として世界文化遺産登録。
15世紀、ローマ教皇ピオ2世が故郷をルネサンス風の理想郷に作り変えるため建築を命じるのですが、完成する前にピオ2世は逝去。計画は中断されますが、中世の町並みそのままを残している貴重な場所なのです。
こちらは理想郷の中心地「ピオ2世広場」のピエンツァ大聖堂。豪華な装飾がないシンプルな聖堂です。
5分ほどで終点まで歩けてしまうメイン通りの「ロッセリーノ通り」。
「カステッロ通り」から世界遺産の『オルチア渓谷』が一望できます。鳥肌立つほどの美景! 絶景!!
14~15世紀にシエナによって開墾された際に形成された田園風景で、農業に向かない荒地を人の手によって実り豊かな穀倉地に作り替えたそうです。
人間による開発が自然の美しさをさらに高めたことで文化的景観として2004年世界遺産登録。
トスカーナと言えば、天に向かって細長く伸びる糸杉。この糸杉が田園風景に軽やかなリズムを与えて美しい景色となり、絵画のような光景を作り出しているのだと思います。
感動的な『オルチア渓谷』の美景が望め、中世にタイムスリップしたかのような気分に浸れる町『ピエンツァ』。イタリア観光の際には是非訪れてみてください。