今回は金沢21世紀美術館の周囲にある
オススメスポットを簡単に紹介したいと思います。
写真は21美に行ったら必ずいくタレルの部屋。この日は、雲が流れてました。
石川は昔から茶道、華道が盛んなところです。子どもの頃から、住まいの近くの先生のところに習いに行ったり、カルチャー教室に通ったりします。思い起こせば、どこの地域でもお花の先生がいたり、お茶の先生がいたものです。
今の子どもたちはどうなのでしょうね。スポーツや塾で忙しくしてるのかもしれません。
写真は、金沢21世紀美術館の敷地内にある茶室『松涛庵(しょうとうあん)』です。たまたま21美の展覧会をみたあと、立ち寄ってみました。
まだ少し雪が残ってましたが、庭木に新芽の息吹が、感じられます。
ブーツを脱いで中に入ると、立礼席でお茶会ができるようになっていました。水屋もきちんと整備されてるので、けっこう利用されてます。と、案内の方が教えてくれました。
今、空いてるから、奥の茶室までどうぞ!とお誘いいただいたので、しっかりあがらせていただきまして、写真を撮らせてもらいました。
締め切ってあった障子を開けてくださった途端、さぁ~と庭から清廉な空気が流れてきて、スッと背筋が伸びる思いがしました。
奥には、四畳の大きさで、にじり口から、そろそろと入る山宇亭(さんうてい) もあります。
こちらで催されるお茶会にいつか参加してみたいな!と、思った次第です。その前におけいこ!おけいこ!
21美の広坂側には、ガラス張りの能楽美術館もあります。金沢は、お能も盛んなところで、かなり前ですが、お能『羽衣(はごろも)』を鑑賞したことがあります。まさしく、入門編らしいです。
この日は、お能の衣装とともに、刀剣の展覧会が開かれてました。刀とひとくちにいっても太刀、鍔(つば)や、さやなど、美術的に価値のある装飾を施したものがあります。単なる武器のようですが、実は細かいところに意匠を凝らし、武士たちのこだわりがあったのですね。
21美の向かい側、元石川県庁の跡地には『しいのき迎賓館』があります。後ろには広坂緑地もあり、広々とした緑の空間が広がります。
ポール ボキューズのカフェやレストランもあります。
昨年秋に開かれていた、石川の地酒と美味しい食とのコラボレーションの祭典、サケマルシェの時は、たくさんの人でごった返していました。
能楽美術館のおとなりには、「おふく」というちいさなカフェがあります。(ちなみに今日も満席でした)
余談ですが、金沢では、行列に並んで待つ!という文化が、あまりなかったのですが、最近では、あちこちで行列を、見かけるようになりました。
エスカレーターでは、東京は右側をあける。大阪は左側をあける。という習慣があると思いますが、金沢人も郷にいっては郷に従います。しかし、金沢では、みんなバラバラに立ってます。あしからずご了承下さいませ。
昔から、広坂で和菓子屋さんを営んでおられたそうですが、今では、ケーキ、クッキー、パンなども販売されています。
写真は、昔ながらのうぐいす餅と豆餅です。ふわふわした求肥が意外な食感でした。
本日も美術鑑賞とスイーツ鑑賞でおなかいっぱいの一日でした。
ごちそうさまでした。
松涛庵
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=22&d=3
能楽美術館
http://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp
しいのき迎賓館
http://www.shiinoki-geihinkan.jp/index.html