こんにちは、non_noです。
猛暑だった夏を経てようやく秋がやってきました。大好きな季節=秋。秋といえば、食欲の秋。秋の豊かな実りを楽しんできました。
お伺いしたのは「川田」。
都心にありながら下町情緒を色濃く残す街「人形町 」。
川田大将とは13年いらした紹介制「井雪」時代からの古いお付き合い。あの名店「京味」の系譜。こちらで秋の味覚満載の正統派日本料理をいただいてきました。
人形町駅から徒歩1分。白木のカウンターの6席のみのお店。大将との距離が近いのも楽しみのひとつ。食材や調理の話など丁寧に教えて下さいます。ワインは持ち込みで。
カマスの鮨とバチコでスタート。
定番のずいきの小椀は、ほっとするお味。種類は季節で変わります。この日は「赤ずいき」でした。
こちらは揚げ物も絶品。
前店で揚げ場を担当されていた頃からのファンでもあります。よーく味が染み込んだ海老芋の天ぷらは最高です。この日は他にも舞茸や新銀杏なども。
一言で「日本料理」といっても、お店により個性があり、同じ季節でも各々違ったラインナップで食材を楽しめるのが面白いところ。同じ松茸や栗でも違うんです。川田大将の「ぐじの栗蒸し」はそんな一品。栗の優しい甘さをとろりとぐじにまとわせていて、唸る美味しさ。
目の前で焼いてくださる松茸は、最高。
新鮮なものを、生でちょこっと試食もさせていただきワクワクが高まるひととき。最後は松茸ごはんで!
やま幸さんの鮪や鯛のお造り。
舌でとろける鮪は飲み物ですね。
これなら歯がなくなっても食べられる!と、一同大盛り上がりでした。
〆は、土釜ごはん。
数種類を少しずついただくスタイル。
この日はまず「魯山人ごはん」を。
利尻昆布を細かく刻み、出汁で割ったものを泡立つまでよくかき混ぜて醤油をひとまわししたものを、炊き立てごはんにたっぷりかけていただきます。
シンプルだけど、しみじみ美味しいってこういうことなんだなぁと感動します。毎日食べたい飽きない優しいお味。新いくらや時雨煮なども腹具合に合わせて出して下さり、最後は目の前で作って下さる出来立てわらび餅でフィニッシュ。
季節毎に行きたくなるお店。
地下に佇む大人の隠れ家「川田」
オススメです。
人形町 川田
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