桜が咲く少し前、お友達に誘われて出掛けた島田美術館。
熊本市中心部から車で10~15分程西に走った住宅地の一角にあります。
とっても居心地の良い場所だから・・・・!というのが、お友達が薦めて下さった一番の理由なのですが、実は剣豪・宮本武蔵の研究・資料収集に努めた故・島田真富氏の収集品を収めたマニアックな美術館であり、今は真富氏のお孫さんが館長を務めていらっしゃいます。
広い敷地の中にはその宮本武蔵ゆかりの品々を集めた美術館、そして4か所のギャラリーがあり、ギャラリーは一般に貸し出されています。
館内には、中世末より近世までの書画・武器・武具などが展示され、また、宮本武蔵の遺墨・遺品なども多く収められているそうです。
ここへ来て知ったのですが・・・ 宮本武蔵は藩主細川忠利に迎えられ、晩年をこの熊本の地で過ごしたのだそうです。
中でも甲冑や刀剣の迫力と云ったら・・・!
命を懸ける戦いで使うのですから当然なのですが、その迫力と大げさとも思えるほどのデザインには当時の武士たちの戦いへの気概を感じました。
ちなみに・・・・ こちらの美術館の入場券は・・・立体なんです!
宮本武蔵が立ってお出迎えして下さいます。
また、館内をぐるりと回って最後に辿り着くこの縁側のようなスペース。
鬱蒼とした緑が生い茂るお庭を眺めながら佇むのに絶好の場所。
夏の夕方なんていいだろうなぁ・・・・と、妄想は広がります。
甲冑や刀剣を見て回った後は、敷地内にあるカフェ「木のけむり」でランチ。
まだ少し肌寒かったこの日、大きな薪ストーブに火が入れられたカフェの中は、ポカポカと心地よい暖かさ。
こちらは熊本名産「南関(なんかん)あげ」という油揚げが入ったおうどん。甘辛く煮付けた「南関あげ」がおうどんと絡まって、とても美味しかった。
平日のお昼間だったこの日はノンビリムード。
ゆっくりとお食事を楽しみ、お喋りを楽しみました。
カフェの一角では、様々なハンドメイドの品々を買うことが出来ます。
お洋服やアクセサリー、ガラス製品などなど、沢山の「すてきなもの」がありましたが
私はすっかりこのコの魅力のトリコに・・・!
カラフルで、よく分からないけれど・・・とにかくカワイイ!
甲冑や刀剣の前では心なしか緊張しましたが、
街の喧騒から離れた、ゆるやかな時間の流れるこの美術館とカフェはとても居心地が良く、また熊本でのお気に入りの場所がひとつ増えました。
次回は本を持参して、カフェでゆっくりと読書しながら時間の流れを楽しんでみたいと思います。
島田美術館
http://www.shimada-museum.net/