「葵祭」のランチに訪れたい「手づくりとうふ すがい」
4月27日に21年ぶりの「遷宮祭」を迎えた「下鴨神社」。今年訪れたい京都の神社のひとつです。5月15日(金)は、京都三大祭のひとつ「葵祭」が行われ、雅な時代装束を纏った斎王代の行列が、「京都御所」から、「下鴨神社」、そして「上賀茂神社」へと歩みを進めます。
朝、「京都御所」をスタートした行列は、昼前に「下鴨神社」に到着。そこでさまざまな神事を行い、またしばし休息をとります。「葵祭」を見物する人にとって、ランチは、この時間に…。そこで、今回、おすすめは、斎王代の行列のコースにほど近い場所にある「てづくりとうふ すがい」です。
国内産の大豆だけを使用し、甘味料、化学調味料、合成保存料を一切使わず、本来の大豆の甘味と美味しさを際立たせた味が、京都の人たちに評判です。しかも、水は、良質の下鴨の井戸水を使っています。神社を流れる清らかな水を思わせ、そのありがたさはいっそう。
すでに創業して60余年。現在、2代目ご夫妻と若き3代目が、昔からこだわり続ける手間と時間をかけた製法で、丁寧に作り上げた豆腐、油あげ、生湯葉、飛龍頭などが、店内に並びます。
「全国へクール宅急便で、お届けもしているんです」とご店主。一度味わうと、また…と、取り寄せたくなる味なのです。
さて、下鴨にある店舗は、1階が、製造販売のスペース。そして2階に、できたての品々が味わえるサロンがあります。
ここでは2名以上の予約で、湯豆腐などのコース料理が、昼、夜に楽しめます。「今年から『葵祭』の日だけ限定で、特別メニューの『ゆば丼御膳』をお出しすることに…」とご店主。短時間で食べられるので、ゆっくり味わう時間がない、見物人にとって、ありがたいこと。
生ゆばがたっぷりの「ゆば丼御膳」2000円
「下鴨神社」で斎王代の行列を見守り、ランチを楽しみ、再び、世界遺産「糺の森」を散策。新緑の美しい京都は、絶好の散策の季節です。
「てづくりとうふ すがい」
京都市左京区下鴨膳部町1
☎075-781-2419
営業時間:販売10:00~18:30
2階サロン(2人以上の予約で)
昼12:00~15:00 3000円税別
夜18:00~21:00 4000円税別
木曜休み (ゆば丼御膳は、葵祭限定メニュー。雨天で祭りが翌日になった場合は、16日に提供)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~tofusugai/
小原誉子の京都の観光文化を伝えるブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」